校長ブログ

修学旅行通信(その2)

    本日は、修学旅行2日目です。食事の際は、何も言わなくても自主的に、運動部の女子生徒たちが先生方の配膳を手伝ってくれます。ありがとうございます。

    各クラスの修学旅行委員たちの、一言コメント付きの号令により、朝食をいただきます。

    そしてまた、手を合わせて、「ごちそうさまでした。」

    本日午前中は、広島市内の「平和記念公園」を見学しました。

    公民科担当、修学旅行キャップのシェルパ愛子先生から、「動員学徒慰霊塔」についての説明を聞きました。

    そこには、学徒動員で生徒が犠牲になった全国の学校名が掘られているのですが、本校の前身、白河高等女学校の校名もあります。

     戦時中、郡山空襲により、学徒動員で工場で作業をしていた、当時の白河高等女学校の生徒14名もの尊い命が、犠牲になりました。これは、あまりにも重い事実です。

     戦争により、高校生たちの尊い命が奪われるなど、決してあってはならないことです。

     次に、リニューアルされ、原爆の悲惨な実態をよりリアルに展示している、「広島平和記念資料館」を見学しました。

     あまりにも悲惨な展示物に、思わず目を背けたり、「午後のUSJで気持ちの切り替えが・・・」と呟いている女子生徒の姿が見受けられました。

    しかし、その感受性を大切にして、今日見たことそして聞いたことを、忘れないで欲しいと思います。

    被爆による白血病で亡くなった佐々木禎子さんがきっかけとなり、建立された「原爆の子の像」では、修学旅行委員長の鈴木魁世君(2の3)が進行を務め、シェルパ先生のご指導を受けた4名の修学旅行委員がそれぞれ、心のこもったスピーチを行い、持参した「千羽鶴」を奉納しました。

     その後、雲一つない快晴の広島の空のもと、班ごとに、ボランティアガイドさんたちから様々な説明を受けました。生徒たちは何を感じ、そして何を考えたのでしょうか・・・?

    「原爆死没者慰霊碑」も「原爆ドーム」も見学しました。

     広島駅でバッタリ、福島高校の修学旅行団と遭遇しました。4泊5日で、昨日は宮島に宿泊し、今日大阪まで移動するそうです。

    昼食は、新幹線の車中で、「広島風お好み焼き弁当」でした。ソースはもちろん、「おたふくソース」です・・・(笑)

   午後からは、一番楽しみにしていた「 USJ」です。ゲート前で、学年主任吉田正和先生からの諸注意を聞き、いざ、「USJ」へ!

     広い施設内では、なかなか本校生の姿を見つけることができません。

     おっと、本校生、発見・・・

    おやおや、お揃いのTシャツで・・・(笑)

    おっ、「スパイダーマン」のアトラクションで、本校生発見・・・(笑)

     またしばらく姿が見えなくなりました。

    USJは、ハロウィーン一色でした。

    20時集合でしたが、記念撮影をしたりして、名残惜しそうです・・・(笑)

    おや・・・   何人か「ハリポタ」もいますね・・・(笑)

    宿では、広島から到着したスーツケースを部屋まで運び入れます。

   本日も一日、生徒たち198名、全員無事でみんな元気でした!

   2年生の皆さん、今日一日お疲れ様でした。歩き疲れて、今夜はグッスリ寝られると思います。

    それでは私も、お休みなさい・・・(笑)

修学旅行通信(その1)

    いよいよ本日から、関西方面への3泊4日の修学旅行が始まりました。早朝、白河はあいにくの小雨模様でしたが、2年生198名は全員揃って、元気に新白河駅を出発しました。

    新幹線のホームで、駅員の方が、「白河旭高校の皆さん、修学旅行楽しんで来てください。広島は、快晴です」と粋なアナウンスをしてくれ、生徒たちから拍手が起こりました。

    学校が、地域社会の皆さま方に常に支えていただいていることを実感した一瞬でした。駅員さん、ありがとうございました。

    新幹線と山陽本線を乗り継ぎ、午後2時過ぎには、宮島口に到着しました。最初の目的地、「厳島神社」へのフェリー上で生徒たちは、ワクワクを押さえ切れない様子でした。

    宮島桟橋口で、2年4組担任、修学旅行キャップのシェルパ愛子先生の指示に耳を傾けます。

    残念ながら、「大鳥居」は現在修復工事中でした。修復完了まで、約2年半掛かるそうです。

    しかし、豪華絢爛たる「御社殿」を、心行くまで見学しました。

   各クラス毎に、 ガイドさんから説明を受けながら「御社殿」を巡りました。

    「おみくじ」は、大人気でした。ガイドさんによれば、「末吉」も末広がりで十分良いそうです。

    各クラス毎の集合写真撮影も、なかなか大変な作業です・・・(笑)

    参拝後は、お土産購入と宮島グルメです。取り敢えず、定番の「もみじまんじゅう」を試食しました。

    「揚げもみじ」も大人気でした。

    その他にも、「焼き牡蠣」や「ソフトクリーム」など、生徒たちは美味しいものに敏感です・・・(笑)

    夕方からは晴れ間も出て来て、「宮島」を満喫しました。

    宿では、まず、スーツケースを部屋へ運び入れました。

    7時15分から、みんなで「いただきます」をしてから、夕食をいただきました。

     「ごちそうさま」のあとは、みんなで協力して後片付けです。運動部の生徒たちは、さすが慣れているようでした。

     夕食のあとは、地元広島の出身で、全国的な音楽活動を行っている「HIPPY」さんによるライブがありました。

   「HIPPY」さんは、被爆3世として被爆伝承活動も行っており、修学旅行キャップのシェルパ愛子先生の幅広い人脈により、今回のライブが実現しました。

    「HIPPY」さんは、平和を求める熱い思いを語ってくれたあと、「君に捧げる応援歌」を含め2曲を魂込めて歌ってくれました。生徒たちは手拍子をしたり肩を組んだりして一つになり、会場は大いに盛り上がりました。

    ライブ終了後、「HIPPY」さんへ感謝の気持ちを込めて「白河だるま」を贈り、全員で記念撮影をしました。「HIPPY」さん、熱いライブをありがとうございました。

    こうして、修学旅行の初日が終了しました。また明日が楽しみです!

本校の自慢(その1)

 先日、西郷村在住70代男性の方からお電話をいただきました。

 お話を伺ってみると、8月24日(土)、須賀川市での釈迦堂川花火大会からの帰路、電車の中で本校生から座席を譲られ感激されたとのことでした。座席を譲ってくれたのは、本校吹奏楽部所属の2年生男子3名のグループだったそうです。白河駅に到着するまで、ご自分の高校時代のことなど様々な話ができたそうで、それも大変うれしかったとのことでした。

 女子校時代から連綿と受け継がれている本校の校訓は、『明るく、優しく、正しく』というものです。『明るく』は「自信と品性に裏打ちされた聡明さ」を、『優しく』は「自分を取り巻く他に対する友愛の精神」を、『正しく』は「社会的な公正さ」をそれぞれ表しています。

 今回、2年生男子たちが、まさに校訓の教えそのままに行動してくれたこと、大変誇らしく思います。また、男性の方が、わざわざ学校へお電話をよこしてくださったことにも感動しました。ありがとうございました。電話をいただいた私の方が、なんだかとてもいい気分になり、電話での会話も弾みました・・・(笑)

 本校では、全校生がJRC委員会の委員になっており、各種ボランティア活動が活発に行われています。きっと多くの本校生たちが、日常生活の中で、今回のようなさりげない親切な行いをして、地域社会や地域の皆様方のお役に立っているのだと思います!

「からたち祭」が行われました。(その6)

 2日間にわたる「仮装行列」と「一般公開」が無事終了し、翌9月2日(月)は朝から全校生と先生方で「後片付け」を行い、11時から体育館で「からたち祭」の「閉祭式及びエンディングセレモニー」が行われました。

 まず、実行委員長の相山琉磨君(3の3)が挨拶をしました。

  そして挨拶の後、サプライズがありました。実行委員長が合図をすると、仲間たちがステージに登場しました。そして、かつて流行った「ビリーズ・ブートキャンプ」が始まりました。

 「さあ、みんな、『からたち祭』の最後、盛り上がって行こうー!」

 あれ・・・? みんな少し、照れがあるかな・・・(笑)

  実行委員長と仲間たちは、さらに煽ります・・・

 お、段々盛り上がって来たかな・・・(笑)

 はい、皆さん、お疲れ様でしたー!

 最後に、エンディングとして、今回の「からたち祭」で生徒たちの準備から当日の様子までを記録した、「スライドショー」が上映されました。これは、生徒会担当の蒲生健太先生が、前日夜遅くまでかかって制作した大変な労作です。

 生徒たちの生き生きとした姿の中に、所々、先生方が真剣に準備等にあたっている様子が映ると、生徒たちからは親しみを込めた笑いが起こっていました。

 「常笑」というテーマにふさわしく、全行程「笑顔」で満ち溢れた、まさに白河旭高校ならではの、充実した素晴らしい「からたち祭」であったと思います。また、3年後が楽しみです。

 全校生の皆さん、そして先生方、大変お疲れ様でした!

「からたち祭」が行われました。(その5)

 「一般公開」は、9時50分から15時30分までという時間帯でしたが、午前も午後も、校内は多くのお客様方で大変な賑わいでした。

 本校生たちは、校舎内外の至る所で、お客様の呼び込みと対応に大わらわでした。しかしながら、みんな最高の「笑顔」で生き生きと、お客様方をもてなしていました。苦労して準備した甲斐がありました!

 1年2組のお化け屋敷カフェ、「モンスターバックス」にも、お客様の長蛇の列が出来ていました。

 午後、甲陵高校の生徒の皆さんが、2日間の交流の日程を終えて、山梨への帰路に就くことになりました。最後に、本校の生徒会役員たちと記念撮影をし、再会を約束して、新白河駅へと向かいました。

 甲陵高校の皆さん、本校の「からたち祭」に遠路はるばるお越しいただき、本当にありがとうございました。同じ生徒会役員同士で、大変有意義な交流が出来たと思います。次は、中高一貫の進学校である甲陵高校へ、本校生がお邪魔したいと思います。その際は、よろしくお願いします。

 第2体育館では、書道部による「書道パフォーマンス」、演劇部による「ファンタジー劇」、そして吹奏楽部による、「音心伝心」というテーマでの「POPS演奏等」が行われました。

 いずれの発表にも、多くのお客様が駆け付け、皆さん熱心に鑑賞されていました。 

  こうして、時間はあっという間に過ぎ去り、校内には「蛍の光」とともに終了のアナウンスが流され、本校で3年に一度の「からたち祭」の「一般公開」は幕を閉じました。

 今日一日、本校生たちは、自分のクラスと部活動・委員会での発表や係分担でてんてこ舞いだったと思いますが、お客様方がお帰りになった後、だれもが、とても満足して充実した表情を浮かべていました。今回の「からたち祭」のテーマ『常笑』のとおりに、生徒たちは「笑顔」でお客様をお迎えし、お客様と一緒に「からたち祭」を楽しんで、お客様にも「笑顔」になって帰っていただくことが出来たと思います。皆様、本日はご来校いただき、本当にありがとうございました。

 本校生の皆さん、内容の充実した、素晴らしい「からたち祭」であったと思います。皆さん方の、高校生らしい瑞々しい感性と、力強い自己表現力に圧倒されました。本当に、お疲れ様でした!