校長ブログ

"HIPPY"さんが来校されました!

 今月11日(月)、2年生の修学旅行初日の夜、広島の宿で熱いライブをしていただいたミュージシャンの"HIPPY"さんが、全国ツアーの合間を縫って本校に来校されました!

 "HIPPY"さんは、キーボードの"サッチャン"とマネージャーさんの三人で、ワンボックス車に機材等を全て積み込み、全国を巡っているそうです。昨日は、宮城県石巻市でのイベントに参加し、二日後のいわき市でのイベントを控え、いったん東京へ戻る途中に、わざわざ本校に寄ってくれました。

 修学旅行でのライブを満喫した2年生たちが多数、"HIPPY"さんたちを迎えてくれました。

 ライブ時にも話してくれたのですが、"HIPPY"さんは高校時代野球部に所属していたそうで、2年生の野球部員たちが代わる代わる、"HIPPY"さんとキャッチボールをしてもらいました。

 「俺、プロ野球選手じゃないんだけど・・・」と笑いながらも、"HIPPY"さんはうれしそうでした。

 2学年修学旅行担当のシェルパ愛子先生が、2学年各クラスに声を掛けてくれて作成した各クラス毎の「寄せ書き」を、"HIPPY"さんへ手渡しました。

 心のこもった「寄せ書き」をもらい、"HIPPY"さんはとても喜んでくれました。

 最後に、みんなで記念撮影をしました。

 "HIPPY"さん、お忙しいところわざわざ本校に立ち寄っていただき、ありがとうございました。全国ツアーの成功を、祈っております。中国地方の広島と東北の福島、距離は大分ありますが、心がつながっていれば、こうしてお会いできるわけですね。またいつの日か、お会いできるのを楽しみにしています。

 "HIPPY"さんに書いていただいた「色紙」は、校長室に飾ってありますので、いつでもご覧ください。

学校の風景(その3)

 今朝方、「食物準備室」を訪れてみると、廊下の棚の上に、下の写真のようなものが置いてありました。

 家庭科の鈴木伸子先生が置いてくれた、「からたちの実」です。指示どおりに、視線をまっすぐ先に向けてみると・・・

 「からたちの木」は、上の写真中央の背の高い木ではなく、、、その右側にある木です。寄ってみると、、、このような木です。

 下の写真は、逆光で少し分かりにくいのですが、「からたちの木」の周囲には、実際に「からたちの実」がいくつか落ちています。

 本校では、3年に一度の公開文化祭は「からたち祭」、毎年年度末に発行される生徒会誌のタイトルは「からたち」であり、本校にとって「からたちの木」は、シンボルツリーとでも言うべき「木」となっています。

 「からたち」は、ミカン科の落葉低木で、春、青葉に先立ち可憐な白い花を咲かせ、秋にはその実を黄色に熟させます。そして「からたち」には、下の写真のように鋭い「刺」があるため、かつては、外敵の侵入を防ぐ目的で「生垣」によく利用されたそうです。

 しかし、住宅事情の変化等によりその「刺」が敬遠され、また、生垣の手入れの問題でブロック塀に取って代わられ、1960年代頃から「からたち」の生垣は減少の一途を辿ったそうです。

 撮影日時は不明ですが、下の本校の航空写真を見てみると、当時はまだ「からたち」の生垣があったように見えます。

 やはり本校でも、昭和43年に「からたち」の生垣が取り払われ、現在はフェンスとなっています。しかし、「からたち」の生垣はなくなっても、生徒会誌に「からたち」の名前を残したのです。

 本校にはもう一本、「からたちの木」があります。それは、正面玄関脇の「乙女の像」の隣にあります。

 本校生の皆さん、本校の歴史などに思いを馳せながら、改めて、「からたちの実」、そして「からたちの木」を眺めてみてください。

演劇部が「最優秀賞」を受賞しました!

 10月26日(土)~27日(日)、白河文化交流館「コミネス」大ホールにおいて、第69回 福島県南高等学校 演劇コンクールが開催されましたが、本校演劇部が、「最優秀賞」を受賞しました! おめでとうございます! また、部員の筒井海南子さん(1の3)は、「演技賞」を獲得しました。おめでとう!

 演劇部の生徒たちは、顧問の齋藤美子先生と鶴巻章司先生のご指導の下、今回の演劇コンクールに向けて、一生懸命練習に励んでいました。10月21日(月)の放課後には、校内にポスターを掲示して観客を集めて、ゲネプロ(通し舞台稽古)も行いました。

 そのような、日々の努力の積み重ねが、「最優秀賞」という素晴らしい結果に結び付いたのだと思います。今回の演劇は、部員の「MEG*」さんによるオリジナル脚本で、「クラップ」というタイトルです。内容は、高校における部活動の存続など、現実の高校生たちにとってより身近なテーマを盛り込んだものです。

 今回の受賞について、部長の鈴木さくらさん(2の5)は、「最優秀賞が取れるとは思っていませんでした」と語ってくれましたが、これまでの部員の皆さんの努力と、顧問の先生方の熱意の表れであると思います。

 演劇コンクール県大会は、11月下旬、いわき市のいわき芸術文化交流館「アリオス」で行われます。演劇部の皆さん、今後もさらに練習を重ねて、県大会でも是非、良い結果を残せるよう頑張ってください! 応援しています!

 なお、今回の受賞を報じる新聞記事は、校長室前に掲示してありますので、ご覧ください。

「図書館」へ行ってみると・・・

 本日、本校の「図書館」へ行ってみると、「ハロウィーン・フェアー」を開催中でした。

 「エドワード・ゴーリー展」として、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがYou Tubeで紹介した絵本作家、エドワード・ゴーリーの作品が展示されていました。

 学校司書の太田千恵子先生によれば、本日まで本を借りると「ハロウィーン」のお菓子がもらえるとのことでしたので、私も本を借りてお菓子をいただいて来ました・・・(笑)

 「ハロウィーン・フェアー」は本日までですが、「読書の秋」も大分深まってきました。

 本校「図書館」には、たくさんの良書がありますので、どんどん借りて本に親しみましょう!

「芸術鑑賞会」が行われました。

 10月29日(火)、本校の例年行事「芸術鑑賞会」が行われました。

 今年度は、「お笑い芸人」さん方をお招きして、全校生で「お笑い」を鑑賞しました。お招きした芸人さんは、『元気丸』さん、『流しのダイナシーズ』さん、そして、福島中央テレビの「ゴジてれChu !」や「ゴジてれSun !」などのテレビ番組と、テレビCM等でお馴染みの『母心』さんの3組でした。

 全体の進行は、『母心』さんが引き受けてくれました。登場された際は、テレビで慣れ親しんでいるお姿に、大きな歓声が沸きました。

 1発目は、「水戸竜司」さんと「北岡一成」さんのお二人による、『元気丸』さんのオンステージでした。建築現場等のネタで、作業服にゴム長を履いて体をフルに使っての芸に、生徒たちも手拍子で応えました。

 続いては、「けいじ」さんと「ルサンチマン浅川」さんのお二人、『流しのダイナシーズ』さんによるステージでした。「ルサンチマン浅川」さんは、本校の沿革等についてよく調べられていて、それをネタにされていました。芸人さん方の、ステージに上がる前の人知れぬ努力に、感心させられました。

 『流しのダイナシーズ』さんのステージでは、ツッコミ担当の「けいじ」さんが、ボケ担当の「ルサンチマン浅川」さんをツッコミ倒していました。そして「ルサンチマン浅川」さんは、客席まで降りて来て、生徒たちを巻き込んでの大熱演でした。

 そしてトリを務めたのは、現在、福島を拠点に活動をされている『母心』さんでした。着物にカツラの「オカン」さんは富山県高岡市のご出身、メガネの「関あつし」さんが茨城県水戸市のご出身ですが、福島へ来たばかりの頃、福島の方言に戸惑ったことなどをネタに、テンポの良い絶妙の掛け合い漫才を聞かせてくれました。

 その場の状況や生徒たちの反応などを見ながら、少々アドリブも織り交ぜられたのかなと思いましたが、その滑らかな喋りは圧巻であり、私たちはすっかり『母心』さんに魅了されながら、ステージに聞き入りました。

 3組の芸人さん方によるオンステージのあとは、生徒をステージに上げての「即興芝居」というサプライズが用意されていました。

 「芝居」にはやはり「演劇部」ということで、演劇部部長の千田歩実さん(3の1)と、やはり演劇部の吉田 竜君(3の1)がステージに上がりました。

 吉田君は、衣装を羽織っての「宮本武蔵」役で、素晴らしい演技を見せてくれました。お二人とも、さすが演劇部です・・・(笑)

 終演後は、生徒会副会長の小林万莉英さん(2の5)が、お礼のことばを述べました。その中で、小林さんが言っていたように、確かに、3組の芸人さん方はそれぞれに芸風が違っていて、それぞれに大変熱のこもったライブをしてくれました。おかげで私たちは、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 続いて、花束の贈呈です。3組を代表して、『母心』の「オカン」さんが花束を受け取りました。

 そして、「オカン」さんが謝辞を述べてくれました。いつも軽妙な話術で、視聴者を楽しませてくれる「オカン」さんらしく、さすがのごあいさつでした。

 最後に、文化委員の生徒たちと一緒に、記念撮影をしました。

 皆さんお忙しいところでしたが、お帰りの前に少しだけ校長室にお寄りいただいて、「色紙」を書いていただきました。衣装を脱いでも、皆さんとても礼儀正しく、素晴らしい方々でした。

 『元気丸』さん、『流しのダイナシーズ』さん、そして『母心』さん、本日はお忙しいところ、素晴らしいステージを本当にありがとうございました。私たちは、皆さんの今後のさらなる活躍を願い、これからも皆さんを応援します。

 ところで、あとで書いていただいた「色紙」を拝見すると、「オカン」さんによる筆字が、凄まじく達筆であることに気付きました。プロフィールを確認すると、「オカン」さんの特技の一つに、「心陽流書道」と書いてありました。なるほどと思い、感動しました。

 「オカン」さんの達筆にしばらく見とれていると、実はもう一つ、気が付いたことがありました。さて、それは・・・?

 「色紙」は、校長室に大事に飾ってありますので、いつでも見に来てください!