校長ブログ

学校の風景(その11)

 現在、北校舎1階事務室脇廊下に、美術の優秀作品群が展示されています。

 これは、1年生の美術選択生徒が授業で制作した風景画で、「平凡な風景」というタイトルが付けられています。担当の赤城修司先生のご指導により、スマホを活用しての風景画になりますので、ディテールが繊細なタッチで描かれています。是非、間近でご覧ください。

「定期演奏会」が行われました。

 8月23日(日)、白河文化交流館 コミネス 大ホールにおいて、本校吹奏楽部の第16回定期演奏会が行われました。当初は、例年通り6月上旬開催の予定でしたが、今年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、日程を延期しての開催となりました。

 当日、入場者の案内・誘導、検温と消毒、プログラムの配布等は、野球部の3年生とマネージャー、生徒会の新旧役員たちが手伝ってくれました。当日は、保護者の方や地域の皆様など、約300名の方々のご来場がありました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

 演奏会は、恒例の本校校歌の演奏で始まりました。第1部は、顧問の志賀悠亮先生の指揮により、「トイズ・パレード」と「斐伊川に流るるクシナダ姫の涙」の格調高い演奏でした。

 部長の金澤朱里さん(3の5)と実行委員長の矢吹優奈さん(3の2)より、挨拶がありました。部員たちと顧問の先生方が一丸となり、多くの困難を乗り越えての今回の定期演奏会の開催は、感慨ひとしおであったと思います。

 第2部は、「シング・シング・シング」など有名な楽曲を数多くフィーチャーし、演奏ありダンスありのカジュアルでとても楽しいステージでした。

 2年生8名によるダンスでは、表示が「消毒中」から「消毒済」に変わり、会場の笑いを誘っていました。

 3年生16名にとっては、今回の定期演奏会がほぼ半年ぶりの貴重な発表の機会であると同時に、3年間の部活動最後のステージとなりました。「いままでありがとうございました」というメッセージを掲げながら、心のこもった演奏を聴かせてくれました。

 その後も、部員たちの心のこもった迫力ある演奏が続きました。

 「男の勲章」では、1年生部員たちが学生服とセーラー服で漫画「今日から俺は」に出てくるような「ツッパリ」に扮して、会場を沸かせました。

 その後も、「宿命」「まちがいさがし」「嵐メドレー」など、親しみのある曲の演奏が続きました。

 フィナーレは、「ゴダイゴ」の名曲「銀河鉄道999」でした。

 アンコールは、「Y.M.C.A」のプラカードを掲げながら、これも西城秀樹さんの往年の名曲「ヤングマン」でした。

 こうして、約2時間にわたる定期演奏会は終演を迎えました。

 部員たちはエントランスに並んで、ご来場の皆様方に感謝の気持ちを込めて、お見送りをしました。ご来場いただいた皆様方、そして、ご協賛ご協力をいただいた皆様方、本当にありがとうございました。

 吹奏楽部の部員の皆さん、顧問の志賀悠亮先生、鑓水史子先生、素晴らしい定期演奏会をありがとうございました。大変お疲れ様でした。今年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、今回の定期演奏会が、1年生部員の皆さんにとっては入学後初めてのステージ、そして3年生部員の皆さんにとっては、3年生になってからの最初で最後のステージとなってしまいました。しかし、演奏できる喜びと、日頃支えていただいている皆様への感謝の気持ちに満ち溢れた、印象に残る素晴らしい演奏会であったと思います。

 3年生部員の皆さん、3年間の部活動、本当にお疲れ様でした。1・2年生部員の皆さん、これからも、3年生たちが大切に守ってきた伝統をしっかりと引き継いで、また素晴らしい演奏を聴かせてください。楽しみにしています。

頑張れ、陸上競技部!

 8月18日(火)と22日(土)~23日(日)の期間、福島市のとうほうみんなのスタジアムにおいて、「福島県陸上競技選手権大会」が行われました。これは、今年度中止となったインターハイの代替大会として実施されたもので、高校生たちと一緒に大学生等の選手たちも出場する大会でした。

 本校陸上競技部は、今回の選手権大会で、6種目で入賞という大変素晴らしい成績を収めてくれました。

 まず、男子の部においては、齋藤優汰君(3の4)が14M67という記録で、「男子三段跳び」で第3位となりました。高校生だけでは、第1位という素晴らしい結果でした。齋藤君は、10月に行われる全国大会に出場します。また、齋藤君は、「男子走り幅跳び」では第7位(高校6位)となりました。

 森 光君(2の4)は、「男子棒高跳び」で第4位となりました。さらに森君は、「男子走り高跳び」でも第4位になりました。これは、高校では第2位という好成績でした。

 次に女子の部においては、吉田桃子さん(1の4)が「女子400Mハードル」で第3位(高校2位)、塩田葉那さん(1の2)が「女子100Mハードル」で第4位(高校3位)という素晴らしい結果を収めてくれました。

 陸上競技部の選手の皆さん、おめでとうございます! それぞれ、大変よく頑張りました。この後も、新人戦等次なる目標に向かって、顧問の中條雅彦先生と星 雄介先生のご指導の下、日頃の練習を積み重ねて、また良い結果につなげてください。期待しています!

8月15日に・・・

 本校正面玄関左側に、「乙女の像」と呼ばれる像が建っています。本校生の皆さんは、いつも見慣れているため、あまり気に留めることはないかも知れません。

 この「乙女の像」には、「想」(おもい)という碑銘が付けられています。

 「乙女の像」は、昭和60年(1985年)に行われた本校創立70周年記念事業の一環として、当時日展評議員をされていた彫刻家の佐藤静司氏が制作し、本校同窓会稚松会(ちしょうかい)より本校へ寄贈されたものです。

 そして、この「乙女の像」は、ある願いが込められて建立されました。その願いは、像の右側にある石碑に刻まれています。

 「乙女の像『想』は、本校の今日を築かれた先人への感謝と、昭和20年4月12日保土ケ谷化学郡山工場において、学徒動員中被爆し亡くなられた本校生14名を含む物故者に鎮魂の祈りを捧げ、更に世界の恒久平和と本校の一層の飛躍発展を記念し建立したものである」

 第二次世界大戦の戦局が悪化した昭和19年(1944年)7月から、深刻な労働力不足を補うために学徒勤労動員が強化され、福島県では、中等学校の上級生は男女を問わず京浜工業地帯へ、下級生たちは県内の軍需工場へ動員されました。

 本校の前身である白河高等女学校の女学生160名も、当時郡山市にあった保土ケ谷化学工場において、4エチル鉛という航空燃料のハイオクタン価剤の生産にあたることになりました。親元を離れての連日の辛い仕事に涙を流したり、作業に使う鉛により病気になる女学生もいたそうです。

 そして、昭和20年(1945年)4月12日、当時の米軍の大型爆撃機B-29 169機による郡山空襲があり、各軍需工場だけでなく一般市民も含めて、514名が犠牲になりました。保土ケ谷化学工場では204名が亡くなり、その中で、白河高等女学校の女学生14名の尊い命が奪われました。15歳の春のことだったそうです。

 8月15日(土)は、75回目の「終戦記念日」でした。実際に戦争を体験した人々は高齢化し、「戦争の語り部」は年々少なくなってきています。しかし私たちは、悲惨な戦争の実態を語り継いで決して忘れず、二度と戦争を繰り返してはならないと思います。

 本校生の皆さんには、改めて「乙女の像」を眺めて、それぞれが戦争や自分たちの未来について考えてみて欲しいと思います。

Thank you and good-bye, Michelle 先生 !

 1学期末、ALT(Assistant Language Teacher)のMichelle Kruger(ミシェル・クルーガー)先生の離任式がありました。

 Michelle先生は、この度、3年間の任期を満了して、本校を離れることになりました。

 離任式では、齋須いぶきさん(3の5)が翻訳者(translator)を務め、Michelle先生の英語でのスピーチを、段落(paragraph)毎に日本語に翻訳してくれました。齋須さんは、先日のJRC委員会主催の「ジェンダー講習会」でもMichelle先生の通訳を務めました。前回同様、お二人の息の合った共同作業(collaboration)は、素晴らしいものでした。

 Michelle先生のスピーチでは、福島県そしてここ白河の地への愛着、本校と本校の先生方への深い感謝の気持ちが述べられました。スピーチは、本校の生徒たちへの限りない愛情に溢れ、Michelle先生はその中で、"You have your whole life to discover who you are.  Live in the moment !  Live in the now !"(あなたの全人生は、自分自身が何者であるかを見つけるためにあります。瞬間を生きなさい!今を生きなさい!)など、今後の人生について、生徒たちへたくさんの力強いアドバイスを与えてくれました。

 Michelle先生のスピーチは、感動的な内容であるのと同時に、忘れられない出来事の中の一つとして、数学科の蒲生健太先生といつも授業での声の大きさで競っていたなど、豊富なユーモア(humor)が盛り込まれ、とても感心させられるものでした。

 全校生は、Michelle先生による最後のスピーチを、真剣に聞いていました。

 スピーチの後、全校生を代表して生徒会長の鶴槇優馬君(3の1)からMichelle先生へ、3年間の感謝の気持ちを込めて花束が贈呈されました。

 ステージ降壇後Michelle先生へは、多くの生徒たちから寄せ書きなどの記念の品が手渡されました。

 Michelle先生は、授業においては"presentation"(発表)や"cooking class"(英文レシピに従って英会話での調理)などを積極的に取り入れて、楽しく実践的で、そして力が付く英語の授業を計画してくれました。また、授業以外でも、英検やスピーチ・コンテスト等で多くの生徒の個別指導を行い、また、様々なことを企画して、本校生の英語力向上に尽くしてくれました。

 Michelle先生、3年間の親身で熱心な英語指導、本当にありがとうございました。本校生たちは、Michelle先生の情熱溢れる英語指導を忘れずに、これからも自分たちの夢と希望の実現のために、英語学習を始め様々な分野で一生懸命頑張ってくれると思います。

 Michelle先生、I really appreciate your contribution at Asahi.  Thank you very much for everything you have done for the students.  I wish you all the best in your future.  See you again !

「SDGs 2020 研修会⑥」が実施されました。

 7月28日(火)、JRC委員会主催の「SDGs(Sustainable Development Goals) 2020」の第6回目の校内研修会が実施されました。

 今回の研修会のテーマは、『子ども食堂とわたしとあなた』で、「SDGs 2020」においては、目標①「貧困をなくそう」と関連付けられていました。

 今回の研修会では、「まかない子ども食堂 たべまな」を運営されている、SSW(スクール・ソーシャルワーカー)の鴻巣麻里香(こうのす まりか)先生を講師としてお招きしました。

 今回の研修会の企画は、普段「子ども食堂」と関わりを持たれている英語科の小澤恵子先生が担当されました。

 冒頭、小澤先生より、鴻巣先生の日頃の活動等についての紹介がありました

 今回の研修会には、約100名の生徒たちが参加しました。

 鴻巣先生は、キーワードやメッセージ等をスライドで投影しながら、貧困の構造とその負の連鎖等について、理論的で大変分かりやすいお話をしてくれました。

 参加生徒たちは、配布された感想用紙にメモを取りながら、大変熱心に鴻巣先生の話に耳を傾けていました。

 講義の後半で鴻巣先生は、「まかない子ども食堂 たべまな」での活動について、具体的に話してくれました。「子ども食堂」は、単に子どもたちに食事を提供するだけでなく、子どもたち自身が様々な問題と出会って学び、人々と交流してつながる場でもあるため、「たべまな」(食べる+学ぶ)と名前を付けたそうです。

 参加生徒たちは、「子ども食堂」の理念に共感しながらお話をお聞きし、質疑応答では、多くの生徒が鴻巣先生に質問をしていました。

 参加生徒からは、「子ども食堂」での活動に賛同して、自分自身もボランティア活動を手伝いたいという申し出が多数ありました。

 鴻巣先生、大変貴重なお話、ありがとうございました。最後、参加生徒を代表して藤田未侑さん(2の3)が、鴻巣先生へ御礼の言葉を述べました。

 今回も、大変有意義な研修会でした。次回も、楽しみです。

ソフトボール部に、光あれ!

 7月23日(木)~26日(日)の期間、郡山市のふるさとの森ソフトボール場で、「令和2年度福島県高等学校男女ソフトボール選手権大会」が行われました。これは、今年度残念ながら中止となってしまったインターハイの代替大会として企画されたものです。

 本校ソフトボール部は、7月24日(金)尚志高校に勝利し、翌日の25日(土)、福島西高校と対戦しました。ベンチ内には、必勝祈願として千羽鶴で制作された「旭」が飾られていました。

 大会期間中は連日、多くの保護者の皆様がグラウンドに駆け付けて、ワンプレー毎に、選手たちへ熱い声援を送っていました。

 選手たちは、イニング毎に、監督の相場正伸先生からの指示に耳を傾けます。

 そして、自分たちでも円陣を組んで声を掛け合ってから、守備に付いたり打席に向かったりします。

 試合は、3回までは0対0の展開でしたが、チームは4回裏に一挙3点を挙げ、その後も順調に点を加えて、6回コールド7対0のスコアで見事勝利を収めました。

 会心のゲームに、保護者の皆様もうれしそうに大きな拍手を送っていました。

 翌26日(日)、本校ソフトボール部は、準決勝で強豪学法石川高校と対戦しましたが、残念ながら、勝利を収めることはできませんでした。

 しかしながら、県大会第3位という結果は、大変立派な成績です。ソフトボール部の部員の皆さん、胸を張ってください! おめでとう! 顧問の相場正伸先生、鈴木秀之先生、これまでのご指導ありがとうございました。保護者の皆様、日頃からの多大なるご支援とご協力、本当にありがとうございました。

 表彰式では、チームを代表してキャプテンの平野百々花選手(3年)が、表彰状を受け取りました。

 3年生部員の皆さん、3年間の部活動、本当にお疲れ様でした。ソフトボール部は、日頃の挨拶がとても元気よく、また、集会時の体育館の後片付けや積雪時の正門付近の雪かきなど、ボランティア活動も大変熱心に行ってくれました。ありがとうございました。大変立派な、高校生活でした。

 1・2年生部員の皆さんは、先輩方の夢と良き伝統を引き継いで、また素晴らしいチームを作ってください。これからも、応援しています!

 

頑張れ、野球部!(その2)

 7月25日(土)、郡山市のヨーク開成山スタジアムにて、「福島2020夏季高等学校野球大会」の3回戦、白河旭 VS 安積黎明の試合が行われました。

 本校野球部は、1回表に1点を先制しましたが、2回裏には3点、4回裏には1点を返され苦しい展開となりました。しかしチームは、グラウンドの選手たちとベンチが一丸となり、逆転を狙って懸命のプレーを続けました。

 その後、打線が踏ん張って合計で9安打を放ち、チームは5回表と6回表に1点ずつを返しましたが、残念ながら3対9のスコアで、ゲームセットのサイレンを聞きました。

 スコアの上では敗戦となりましたが、出番をもらった選手たちは全員、好投・好打・内野手のファインプレー・外野手からの好返球など、随所で光るプレーを見せてくれました。

 当日は、保護者の皆様も多数スタジアムに駆け付けてくれました。そして、例年のような盛大な応援は制約されましたが、雨が降ったり止んだりする中カッパを着て、他の部員たちとマネジャーと一緒に大きな拍手でグラウンドの選手たちを鼓舞してくれました。

 本校野球部は、普段、「白河日東工器」さんのグラウンドをお借りして練習を行っています。部員たちは連日、約5㎞の道のりを自転車で約30分掛けて移動します。それだけでも、大変な鍛錬だと思います。

 

 3年生部員とマネジャーの皆さん、3年間の部活動、本当にお疲れ様でした。まとまりのある、素晴らしいチームでした。

 1・2年生部員とマネジャーの皆さん、これからも、監督の増子賢俊先生、部長の安齋 悟先生、コーチの星 雅博先生のご指導の下、新たな目標を設定してみんなで心を一つにして、素晴らしい新チームを作ってください。これからも、応援しています!

 

頑張れ、野球部!(その1)

 現在、「福島2020夏季高等学校野球大会」が行われています。これは、今年度残念ながら中止となってしまった、甲子園を掛けた毎年夏恒例の「全国高等学校野球選手権福島大会」の代替大会として企画されたものです。

 本校野球部は、7月18日(土)、地元白河グリーンスタジアムで福島明成高校と対戦しました。

 チームは、2回1死ランナー2塁の場面で、藤田 翔選手(3年)の3塁打で先制しました。その後3回にも3点を奪い、最終回の9回には一挙4点を加えて試合を決定づけました。

 先発した森 步夢投手(3年)は、8回まで相手を無得点に抑える好投を見せました。最終回に1点を返されたものの、チームは9対1のスコアで、福島明成高校に勝利しました。

 試合終了後選手たちは、グラウンドに整列してセンターポールを見上げながら誇らしげに、CDで流れる本校の校歌を聴きました。

 次の試合は、7月25日(土)、対戦相手は安積黎明高校です。次もみんなで力を合わせて、是非とも勝利を勝ち取ろう! 頑張れ、野球部!

「ジェンダー講座」が実施されました。

 7月3日(金)放課後、「ジェンダー講座」が実施され、約80名の生徒たちが参加しました。これは、今年度JRC委員会が主催している"SDGs(Sustainable Development Goals) 2020"の一環であり、今回はその第5回目でした。

 今回の講座の目標は、「ジェンダー平等(Gender Equality)を実現しよう」であり、「ミシェル先生に教えてもらう南アフリカの現状と取り組み」という副題が付いていました。

 今回の講座では、本校のALTであるMichelle Kruger先生が講師を、JRC委員会の顧問である英語科の佐藤真美先生が進行を務めました。

 講座は、まずMichelle先生がひとしきり英語で説明し、それを齋須いぶきさん(3の5)が日本語に訳するというスタイルで進行しました。翌週には1学期期末考査が控えていましたが、齋須さんは通訳者としてMichelle先生による"Lecture"(講義)の原稿を正確に日本語に訳して、素晴らしい活躍をしてくれました。ありがとうございました。彼女にとっては、大変貴重な英語学習の機会になったと思います。

 Michelle先生は、たくさんのスライドの映像を提示しながら、大変熱心に貴重な話を聞かせてくれました。

 Michelle先生の母国南アフリカ共和国ではかつて、"Apartheid"(アパルトヘイト)という人種隔離政策がありましたが、President Nelson Mandela(ネルソン・マンデラ大統領)など多くの人々による長年にわたる抗議活動の結果、アパルトヘイトは撤廃されました。

 また、南アフリカ共和国では、根強い男女差別意識とそれによる深刻なレイプ被害(Rape Crisis)等があったそうですが、人々が団結しての抗議活動について、Michelle先生は話してくれました。生徒たちは真剣に、Michelle先生の話に耳を傾けていました。

 国によって政治状況等に違いはありますが、まずは若い時に、様々なことをしっかりと学んで力を蓄えることの大切さ、そして、自分の周りの環境を良くしていくためにきちんと声をあげたり行動したりすることの大切さを、Michelle先生は訴えていたと思います。これは、JRC(Junior Red Cross)の理念、「気付き、考え、行動する」にも通ずるものです。Michelle先生による講義は、私たちに多くのことを考えさせてくれました。

 講義終了後Michelle先生には、参加生徒たちから大きな拍手が送られました。

 今回の講座には、日本赤十字社福島県支部より佐藤敦子先生にもご参加いただきました。

 そして、長時間にわたり情熱的な講義を行ってくれたMichelle先生へ、記録を務めた美術の赤城修司先生より花束が贈呈されました。

 今回の講座では、Michelle先生と佐藤真美先生そして生徒たちが調理してくれたお菓子が、参加者たちに振る舞われました。

 お菓子は、"Frap jacks"(フラップ・ジャックス)という英国の伝統的な焼き菓子で、ジャムをつけて"Rooibos tea"(ルイボス・ティー)と一緒に美味しくいただきました。ごちそうさまでした。

 次回の講座も、楽しみです。