校長ブログ

学校の風景(その10)

 7月3日(金)、ALTのMichelle Kruger先生と英語科の星 雅博先生による3年生の選択「応用英語表現」の授業で、恒例の"Cooking class"が行われました。

 "Cooking class"では、Michelle先生による"Recipe"(レシピ)が英語で書かれていますので、まず生徒たちは、英文のレシピを読解しなければなりません。さらに"Cooking class"では、"English only"(日本語禁止)となっていますので、生徒たちはMichelle先生からの指示を英語で聞いて、質問等も全て英語でしなければなりません。校長室まで私を呼びに来てくれる生徒も、「日本語禁止」となっています・・・(笑)

 今回のメニューは、Michelle先生の母国南アフリカ共和国伝統の小型パンケーキ、"Plaatkoekies"でした。

 授業では、担当の星 雅博先生に加えて、同じく英語科の佐藤真美先生もエプロンを着けて調理を手伝ってくれました。中澤 仁教頭先生は、調理器具の片付けを手伝っていましたが、私は、焼き上がった"Plaatkoekies"を美味しくいただいただけでした。すみません・・・(笑)

 生徒たちは、Michelle先生の指示に耳を傾けながら真剣に調理に取り組み、美味しそうな"Plaatkoekies"が焼き上がりました。

 焼き上がった"Plaatkoekies"を、"Caffeine-free"(ノンカフェイン)の"Rooibos tea"(ルイボスティー)を飲みながらいただきました。私は、"Blueberry jam"(ブルーベリー・ジャム)、"Marmalade"(マーマレード)、"Chocolate"(チョコレート)を掛けていただきましたが、とても美味でした! ごちそうさまでした!

 Michelle先生の"Cooking class"では、これまでたくさんの南アフリカ共和国の伝統料理を英語で学び、それらを美味しくいただいてきました。そのMichelle先生ですが、この7月で3年間の任期を満了し、本校を離れることになっているため、恒例の"Cooking class"も、残念ながら今回が最終回となりました。Michelle先生、これまで本当にありがとうございました。

学校の風景(その9)

 先日、白河市郭内にお住まいの男性の方から私宛、お葉書をいただきました。お葉書を拝見すると、以下のことが書かれていました。

 6月24日(水)夕方、JR白河駅前のJRバス白棚線のバス停前を自転車で通りかかったところ、本校の男子生徒たちが3~4名、「こんにちは!」と挨拶をしてくれました。旭高生は以前から、(学校付近の)桜町通りの通行人の方にも元気な声で挨拶をしていると聞いていたので、自分も大変気分が良くなり、つい筆を執った次第です。

 地域における本校生の立振舞について、わざわざお葉書でお褒めいただいたことに私はとても感動して、早速お返事を出させていただきました。

 本校の学校目標は、「社会に貢献できる高い志を持った生徒の育成」であり、本校はいつの時代でも地域社会の皆様から支えられて存立し、本校は常に地域と共にあります。

 本校の生徒たちが日頃から、創立以来引き継がれている本校の校訓「明るく、優しく、正しく」に従って行動し、学校の中でも外でもきちんと挨拶をしてくれていること、大変うれしく思います。

 本校生の皆さん、この素晴らしい本校の伝統を、これからも是非継続していきましょう!

図書館を利用しよう!

 先日、本校図書館の机4台に、デスクトップパネルが設置されました。以前からある分を含めて、これで机10台に仕切りができたことになります。コロナ対策も含めて、これで落ち着いて読書やテスト勉強ができると思いますので、本校生の皆さんは、是非とも図書館を利用してください。

 「赤べこ」には、疾病払いの御利益もあるそうです。

 ウイルスや感染症等に関する書籍も、展示されていました。

 そして現在図書館には、7月7日(火)の七夕を前にして、例年の「笹竹」が飾られています。

 テスト勉強や読書に疲れたときには、短冊に願いを託してみてはどうでしょうか・・・?

弓道部に栄光あれ!

 6月20日(土)本校の弓道場にて、「令和2年度福島県県南地区高等学校弓道通信大会」が行われました。

 これは、新型コロナウイルス感染拡大防止の一環として、今年度の福島県高等学校体育大会弓道競技が中止となったため、その代替大会として各学校において「記録会」行い、その記録を集約して順位を決定するというものです。

 弓道場には、部員たちの今年度の目標が張り出されていました。弓道部は、昨年度の新人戦県大会で女子団体が第2位となりました。そして、女子個人では関根里沙さん(3の1)が見事優勝して東北大会に出場しましたが、関根さんは東北大会でも第2位に輝き、「技能優秀賞」も獲得しました。それだけに、女子も男子も、今年度のインターハイには期するものがあったと思います。

 それでも3年生たちは、気持ちを切り替えて、集中して「記録会」に臨んでいました。

 当日は、保護者の皆様や卒業生たちそして先生方が観戦に訪れ、3年生部員たちの最後の雄姿を目に焼き付けていました。

 部員たちは、矢が的に的中すると大きな声を出して仲間を鼓舞し、また、「記録会」の運営もみんなで協力してスムーズに行っていました。

 3年生の皆さん、3年間の部活動、本当にお疲れ様でした。大会等で顕著な成績も収め、大変立派な3年間でした。

 顧問の吉田正和先生、木田広保先生、そして今春異動された佐久間裕之先生、日頃からの熱心なご指導、ありがとうございました。

 3年生の皆さんは、割り切れない複雑な気持ちもあるかとは思いますが、今回の「記録会」をもって、3年間の部活動に一つの区切りがついたかと思います。今後はしっかりと気持ちを切り替えて、これからの自分自身の進路希望実現に向けて、全力で頑張ってください。

 1・2年生の部員の皆さんは、先輩方の思いを引き継いで、これからも部活動頑張ってください。

 これからも、弓道部の皆さんの頑張りを応援しています。

「防災講座」が行われました。

 6月19日(金)、JRC委員会主催の「防災講座」が行われました。会場入口では、参加生徒たちはきちんと手を消毒し、マスクを着用して講座に参加しました。

  講座では、「防災ライター」として、昨年の台風19号で社川(やしろがわ)が氾濫して大きな被害が発生した白河市旗宿地区を視察したり、神戸市でのパネルディスカッションに参加したりして、パンフレット『白河の防災と復興を高校生が伝える!』を作成したJRC委員会の生徒たちが進行と発表を行いました。

 栁沼 諒君(3の5)は、「取材を通して感じたこと」について発表しました。

 丸山はるかさん(2の2)は、「旗宿で行われていたこと・感じたこと」について発表しました。

  坂田実紀さん(3の5)は、「防災公園について」発表しました。  

  駒坂すみれさん(3の1)は、「神戸で活動したこと」について発表しました。

 齋須いぶきさん(3の5)は、「台風19号と避難所について」発表しました。

  その後、参加生徒たちは、JRC委員会顧問シェルパ愛子先生の指導で、防災グループワーク「MISSIONを遂行せよ!」に取り組みました。

  グループワークでは、「防災ライター」たちがお手伝いをしました。

  かつて、第二次世界大戦の戦時下、学徒勤労奉仕中であった白河高等女学校(本校の前身)の14名の女学生たちが、「郡山空襲」により大切な命を落とすという悲劇がありました。

 そのことから本校では、全国でも珍しいことですが、全校生徒が青少年赤十字(JRC)に加入することになり、生徒たちの本校在学中からの積極的な社会奉仕活動を奨励するようになりました。そして、生徒たちが「気付き、考え、行動する」精神を養い、それと同時に主体性や社会性そして「自ら考える力」を身につけ、世の中の様々な事象について自分なりの「問題意識」を持ってくれることを期待しています。このような経緯で、本校では現在もJRC委員会を中心として、活発なボランティア活動が行われているのです。

 4月10日(金)には、プチ講習会「MY マスクを作ろう!」が行われ、多くの生徒が参加してマスク製作に取り組みました。

  マスク製作については、職員室前の掲示板に掲示されていますので、興味のある生徒は眺めてください。

 今回の「防災講座」に参加した42名の生徒たちには、「修了証」が手渡されました。

 これからも、JRC委員会主催の各種企画がありますので、本校生の皆さんは積極的に参加するようにしてください。

学校の風景(その8)

 先日、3年生の教室前の廊下を歩いていると、面白いものを発見しました。

 理科の齋藤美子先生が担任をしている3年2組で、生徒たちが作成した「短歌」が掲示されていました。

 3年2組では、臨時休業期間中にオンラインで「短歌選手権 in 三の二」を開催して、クラスの生徒たちが短歌を詠んで投票を行い、その結果を教室前の廊下に掲示したとのことでした。

 作品を眺めてみると、ユーモアたっぷりで思わず笑ってしまうような作品もあり、なるほどと考えさせられるような力作もありました。臨時休業期間中であっても、生徒たちは、担任の先生とそして生徒同士オンラインでしっかりとつながっていた様子が伝わってきました。

 他のクラスの生徒の皆さんも、是非とも、掲示された作品群を眺めてみてください。

 臨時休業期間中、各クラス担任の先生方を中心に、google classroom等のツールを活用して、先生方はそれぞれ生徒たちとのつながりを維持していました。

 未曾有の事態ではありましたが、結果として、生徒たちと先生方そして生徒たち同士の絆を強めることにつながったのかも知れません。変化の多い現代社会においては、自然災害や新たな感染症など、だれも予想しなかったことが起きることがあります。想定外の事態が生じても、あらゆることを柔軟かつ前向きに捉えて善処する。「災い転じて福となす」という姿勢は、とても大事だと思いました。

 3年生は、代替大会等に向けて部活動でこれから最後のひと頑張りをする3年生、すでに気持ちを切り替えて進路希望実現に向けて舵を切った3年生と、二つに分かれるようです。いずれにしても、皆さんにとってはこれから先の10ヶ月間が、本当の意味での勝負の時です。

 残りの高校生活、一日たりとも無駄にすることなく、部活動にそして学習に全力で取り組んでください。皆さん方のこれまでとこれから先の努力が、いずれ必ず実を結ぶことを期待しています。

 1・2年生の皆さん、高校3年間はあっという間です。自分の「北極星」を早く見つけて、それに到達するための日々の努力を、すぐに開始してください。  

「部活動」が再開されました。

 昨日、6月8日(月)より、部活動が再開されました。

 体育館やグラウンド等では、長い臨時休業の後久しぶりに、生き生きと部活動に取り組む生徒たちの元気な姿が見られました。

 3年生たちにとっては、これまで大きな目標としていたインターハイ等の大会が次々と中止になり、未だかつてない大変な年度となってしまいました。

 しかし、そんな中でも、現状を理解してそれをしっかりと受け止めて、決して希望を失わずに前向きに部活動に取り組む3年生たちの頼もしい姿に接することができました。

 3年生の皆さん、部活動も進路希望実現も、皆さん方の高校生活はまだまだこれからです。いかなる状況においても、自らの「北極星」、すなわちより高い理想と目標を見失うことなく、日々着実に、やれることを積み重ねてください。部活動によっては、今後代替大会の実施が検討されている競技もあります。

 本校生の皆さん、長い臨時休業後久しぶりの部活動となりますので、決して無理をせず、感染予防対策を取りながら怪我には十分注意して活動するようにしてください。

「衣替え」をしました。

 昨日6月1日(月)は、「衣替え」の日でした。生徒たちは朝、冬服から夏服に衣替えをして気分一新、爽やかな装いで元気に登校してきました。

 昨日からは、通常の教育活動が再開され、4月20日(月)以来久しぶりに全校生が一斉に登校し、一日6校時の授業を受けました。部活動については、6月8日(月)からの再開であり、今後も段階的に、通常の教育活動が展開されていきます。

 今週1週間は、短縮45分で授業を行い、4月中に完結できなかった面接週間の続きを行います。本校生の皆さんは、進路や学習など何か心配なことがあれば、遠慮なく先生方に相談するようにしてください。 

 本校生の皆さん、今後も引き続き、マスクの着用や手洗い等を適切に行い、十分な新型コロナウイルス感染予防対策を取りながら、学校生活を送りましょう。事務室脇のホワイトボードには、JRC委員会より新型コロナウイルス関連情報が掲示されていましたので、参考にしてください。

学校が再開されました。

 5月24日(日)をもって、4月21日(火)から続いた一斉臨時休業が解除され、昨日5月25日(月)より、学校が再開されました。学校に再び、生徒たちの元気な姿と明るい声が戻ってきました。現在、校地内は新緑に溢れ、学校はさわやかな季節を迎えています。

 新緑に包まれたグラウンドでは、久しぶりに、体育の授業で先生方と一緒に体を動かす生徒たちの姿が見られました。

 今週1週間は、各クラスを分割しての分散登校を実施しているため、各教室では、身体的距離を十分に設けての授業が行われていました。

 来週6月1日(月)からは、通常の教育活動が再開されます。部活動については、6月8日(月)からの再開となります。

 今後学校としては、十分な新型コロナウイルス感染予防対策を取りながら、生徒たちの安全と安心を最優先に、段階的に教育活動を再開していく予定です。

 本校生の皆さん、現在私たちは、これまでだれも経験したことがない困難な状況に直面しています。皆さんにも、様々な不安や心配があるかと思いますが、先生方は、これからも精一杯皆さんを支援して行きます。まずは落ち着いて、一つひとつできることからやって行きましょう。そして、みんなで力を合わせて、困難を乗り越えましょう!

頑張れ、ソフトボール部!

 4月中旬、ある日の夕方、うれしいことがありました。近隣にお住まいの女性の方が突然来校されて、ソフトボール部の生徒さんへソフトボールを寄贈したいと、わざわざ購入していただいた箱に入ったソフトボールを持参してくれたのです。

 お話を伺ってみると、毎日グラウンドで熱心に練習している本校ソフトボール部の生徒たちが、いつも元気に挨拶をしてくれる。来校された女性の息子さんが、「旭高ソフト部の挨拶が気持ちいい」といつもおっしゃってくれていて、今日は、そのお礼がしたいと思って伺いました、とのことでした。私はとても感激し、お名前をお聞きしたのですが、女性の方はお名前を告げずにお帰りになられました。

 確かに、ソフトボール部の生徒たちは、いつでもどこでも、元気に爽やかに挨拶をしてくれます。挨拶をされれば、こちらも挨拶を返し、お互いとてもいい気分になります。ソフトボール部の生徒たちの挨拶が、学校の近所の方々まで気分良くしてくれていたとは、大変うれしいことです。

 ソフトボール部の生徒たちは、冬場、雪が積もったときには朝早く登校して、正門付近の雪かきなども積極的にしてくれて、校内の美化等にも多大な貢献をしてくれています。ソフトボール部の皆さん、いつもありがとうございます!

 ソフトボール部は、顧問の相場正伸先生と鈴木秀之先生の熱心なご指導の下、県大会での上位入賞、そして東北大会や全国大会への出場を目指して、部員たちと先生方そして保護者の皆様が一丸となって、日頃から熱心に活動しています。

 ソフトボール部は、昨年秋に行われた新人戦の県大会で、第3位となりました。おめでとうございます! そして、3月末に山梨県甲府市で開催予定であった、第50回東日本高等学校女子ソフトボール大会への出場権を獲得しましたが、残念ながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、大会は中止となってしまいました。

 ソフトボール部の生徒の皆さんについても、今年度のインターハイ県大会等が中止となり、これまでの大きな目標を失い、やり切れない気持ちでいると思います。昨日は、野球の夏の全国大会の中止も、正式決定されました。野球部の3年生諸君の気持ちは、察するに余りあるものがあります。

 しかしながら、3年生の皆さん、これで皆さん方の高校生活が終わったわけではありません。自らの進路希望実現など、これから先の高校生活の新たな目標を設定して、それに向けての努力を開始してください。そして、これから先の高校生活を、充実したものにして欲しいと思います。

 現在私たちは、これまで経験したことがない未曾有の事態に直面していますが、逆境を乗り越えることによって、人は強くなることができます。3年生の皆さんが、下を向かずに、また前を向いて、これからの高校生活、日々を大切に歩んで行ってくれることを期待しています。