校長ブログ

「芸術鑑賞会」が実施されました。

 10月27日(火)午後、例年の「芸術鑑賞会」が実施されました。

 今年度の「芸術鑑賞会」は、「ストリングラフィ」を鑑賞しました。「ストリングラフィ」は、作曲家の水嶋一江さんが発案創作した楽器で、「世界にたったひとつの巨大楽器」とも呼ばれている楽器です。当日、体育館のステージ上には何本もの絹糸が張られ、水嶋さんを始め演奏者の皆さんはそれらの絹糸を自由自在に弾いて、様々な音を作り出しました。

 弦楽器の音色はもちろんのこと、太鼓の音や鳥のさえずりまでも自由に作り出せるのは、本当に驚きでした。お馴染みの曲から水嶋さんのオリジナル曲まで、生徒たちは手拍子をしながら、「ストリングラフィ」の音色を堪能しました。

 アンコール終了後、生徒会長の黒澤美弥妃さん(2の2)が、演奏者の皆さんたちへお礼の言葉を述べました。芸術の秋にふさわしい、感性を磨いて心豊かになる一時でした。

「安齋グランプリ」が開催されました!

 10月23日(金)、本校第1体育館にて「安齋グランプリ」が開催されました。

 「安齋グランプリ」は、10月に予定されていた修学旅行が3月に延期になり、1・3年生が遠足に出掛けている当日、学校に残って授業を受けて頑張っている2年生たちのために、2学年の先生方が企画・運営をしてくれたものです。

 開会式で華々しく幕を開けた「安齋グランプリ」は、第1部の「2択クイズ」から始まりました。

 「2択クイズ」は、2学年の先生方にまつわる問題であり、会場は最初から大いに盛り上がりました

 背比べクイズもありました。

 続いて第2部は、「ジェスチャークイズ」です。

 これは要するに、社会科の猪狩良太先生がだれか先生のモノマネをして、それがだれかを当てるというものでした。

 私は見ていてもよく分かりませんでしたが、日頃から先生方を観察している生徒たちは即座に正解して、大爆笑でした・・・(笑)

 第3部は、「長縄」でした。1人ずつ縄に入って飛んで走り抜ける方式を練習の後、クラス対抗で飛んだ回数を競いました。

 各クラスとも、回し手が個々の生徒に応じて縄の回し方を調整するなど細やかな気遣いをしながら、生徒たちはそれは見事に縄を飛んでいました。とても感心させられました。

 2学年の各クラスの、互いの思いやりと団結力が発揮された競技でした。

 そしていよいよ、「安齋グランプリ」の結果発表となりました。進行は、被り物を被った2組担任の橋本加奈子先生が務めました。

 第4位の2年1組の生徒たちには、一人一冊キャンパスノートが贈られました。

 第3位の2年4組は、一人一本うまい棒をもらいました。

 第2位の2年2組には、ハッピーターンとキットカットのセットが、一人一個ずつ贈られました。

 そして、第1位の2年3組の賞品は、以下のものでした。

 "HD"・・・? 最初は何だか分かりませんでしたが、"HD"とは、「ハーゲンダッツ・アイスクリーム」のことでした。2年3組の皆さん、おめでとうございました!

 さてこれで、「安齋グランプリ」の全日程が終了しました。見ているだけでも十分楽しめましたが、最後に、サプライズが用意されていました。

 ステージ上に、「スパイダーマン」と「ミニヨン」が登場しました。「スパイダーマン」は1組担任の星 雄介先生、「ミニヨン」は副担任の橋本拓三先生でした。

 「スパイダーマン」と「ミニヨン」はフロアーに降りてきて、生徒たちにお菓子を振る舞いました。

 最後のサプライズに生徒たちは大喜びし、お菓子を受け取りました。

 そして、フィナーレの「ラタタ」が始まりました。生徒たちは、スクリーンに映し出される動画を見ながら、「ラタタ・ダンス」を練習しました。

 先生方もステージ上で、被り物を被って「ラタタ」を披露しました。

 「スパイダーマン」と「ミニヨン」は再度フロアーに降りてきて、生徒たちと一緒に「ラタタ」を踊りました。

 ダンスがとても上手な生徒もいました。

 「ラタタ」のサプライズ終了後、「ミニヨン」に扮した副担任の橋本拓三先生が、今回の「安齋グランプリ」に込めた思いを生徒たちに向けて語ってくれました。

 2年生については、10月に予定されていた修学旅行が3月に延期になり、楽しみにしていた「USJ」へ行くことができなくなってしまいました。そのため、せめて少しだけでも「USJ」の気分を生徒たちに味わってもらいたいと、「ラタタ」を企画したとのことでした。2学年の先生方それぞれの思いが、ひしひしと伝わってきました。

 そして、最後の最後に、さらなるサプライズがありました。生徒会長の黒澤美弥妃さん(2の2)より2学年の先生方へ、今回「安齋グランプリ」を企画してくれたことに対してのお礼の言葉が述べられ、各クラスの代表生徒からそれぞれ担任の先生方へ、日頃の感謝の気持ちを込めた寄せ書きが手渡されました。

 2学年主任の安齋 悟先生から生徒たちへ謝辞が述べられ、「安齋グランプリ」は幕を閉じました。2学年の生徒たちと先生方、その深い絆が感じられた心温まるイベントでした。 

 2学年の生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。心底、「安齋グランプリ」を楽しんだことでしょう。

 2学年主任の安齋 悟先生、副主任の小澤恵子先生、担任の橋本加奈子先生・星 雄介先生、副担任の橋本拓三先生・鑓水史子先生、そして社会科の猪狩良太先生、素晴らしい学年行事を、ありがとうございました。

ソフトボール部、「東北高校選抜大会」で第3位!

 本校ソフトボール部は、10月23日(金)~25日(日)に岩手県一関市で行われた「第15回東北高等学校女子ソフトボール選抜大会」において、第3位という快挙を成し遂げました。おめでとうございます!

 ソフトボール部は、先日の「福島県高等学校新人体育大会女子ソフトボール競技」において、準優勝という素晴らしい結果を残し、優勝校の帝京安積高校と共に東北大会へ出場しました。10月23日(金)朝、ソフトボール部の部員たちは、保護者の皆様と生徒や先生方からの見送りを受けながら、意気揚々と一関市へ向けて出発しました。

 東北大会において、我らがソフトボール部は、1回戦は青森県の弘前学院聖愛高校に7対4で勝利しました。続く2回戦は、山形県の鶴岡東高校を相手に、延長8回裏に4対3でサヨナラ勝ちという劇的な結末で勝利をもぎ取りました。そして迎えた準決勝は、岩手県の強豪花巻東高校に1対3で敗れはしましたが、東北大会で第3位という素晴らしい成績を収めてくれました。

 これは、ソフトボール部の部員の皆さんの、日頃からの弛まぬ努力の成果であると思います。部員の皆さん、本当に良く頑張りました!

 そして、言うまでもなく今回の快挙は、保護者の皆様方からの日常的な強力なサポートと、監督の相場正伸先生と部長の鈴木秀之先生の情熱溢れる日々のご指導がなければ、為し得なかったことであると思います。皆様、ありがとうございました。

 ソフトボール部の部員の皆さん、これから迎える長い冬のシーズンも、しっかりとトレーニングを積み重ねて、来年度のインターハイではさらなる高みを目指して光り輝いてください。期待しています!

剣道部、「新人戦県大会」で第3位!

 本校剣道部は、10月24日(土)~25日(日)に会津若松市で行われた「福島県高等学校新人体育会会剣道競技」において、女子団体で第3位になりました。おめでとうございます!

 剣道部は、顧問の蒲生健太先生と橋本拓三先生の情熱溢れるご指導の下、あちこちに練習試合に出掛けたり合宿を行ったりなどして、日頃から熱心に強化を図っています。今回の成果は、日々の精進が形となって現れたものであると思います。部員の皆さん、良く頑張りました。

 剣道部は、来年2月に青森県で行われる「第33回東北高等学校剣道選抜優勝大会」に出場します。東北大会でも好成績を残せるよう、これからの冬シーズンもしっかりと稽古を積み重ねてください。東北大会での、剣道部の皆さんの健闘を祈ります。

学校の風景(その13)

 先日、事務室の東郷さんが、「中庭のドウダンツツジがとてもきれいですよ」と教えてくれました。中庭を覗いてみると、東郷さんが言う通り、東昇降口前のドウダンツツジがそれは見事に紅葉していました。

 東郷さんによれば、金木犀の木の下のドウダンツツジは、日照の関係でまだ紅葉していないとのこと。これも眺めてみると、金木犀の花は大分散ってしまい、その下にあるドウダンツツジはまだ青々としていました。

 もうしばらくは、ドウダンツツジの見頃が続くと思います。登下校時に眺めて、きれいな紅葉に癒やされてください。

「英検準1級」に2名合格!

 森 優衣さん(3の4)と齋須いぶきさん(3の5)の2名が、「英検準1級」に合格しました! おめでとうございます! 二人とも、大変良く頑張りました!

 森さんは昨年度の夏季休業中、公益財団法人ヨークベニマル文化教育事業財団が主催する、「2019年度第31回アメリカ・カナダ海外研修派遣事業」に参加して、アメリカのシアトルとカナダのマニトバで約1ヶ月間、ホームステイや各種研修等で大変貴重な経験をしました。本校英語科の小澤恵子先生も、引率教員として同行しました。

 その後も森さんは、意欲的に英語学習に取り組み、今回の「英検準1級」の合格につながりました。森さんは、得意な英作文を重点的に学習し、ライティングでは満点を取ったそうです。大学進学後もさらに英語力を磨いて、将来は通訳として活躍したいという夢を是非実現させて欲しいと思います。

 齋須さんは、本校のALT(外国語指導助手)であったMichelle Kruger(ミシェル・クルーガー)先生と以前から親しく、英語の個別指導をしてもらっていました。齋須さんは、ミシェル先生が講師を務めた「ジェンダー講座」とミシェル先生の離任式の折りには、ミシェル先生の通訳として、ミシェル先生によるレクチャーやスピーチを日本語に翻訳して聴衆に伝えるという大役を担いました。

 また、白河市内のコミュニティー・カフェ「EMANON(エマノン)」で週1回、ALTの先生方が集まって開かれる「alt_カフェ」にも積極的に参加し、スピーキング力を向上させました。そしてこれまでの努力を、今回、「英検準1級合格」という結果につなげました。齋須さんは大学に進学して、将来は高校の英語教師になりたいという希望を持っています。また、青年海外協力隊に参加して、国際社会に貢献したいという夢もあるそうです。是非とも、ご自身の夢と希望を叶えて欲しいと思います。

 なお、森さんと齋須さんの「英検準1級合格」は、9月22日(火)の福島民報等で報道されました。記事は、校長室前に掲示されていますので、ご覧ください。

"SDGs 2020 in Asahi"「読み聞かせ講座」が実施されました。

 10月16日(金)、本校JRC委員会主催の"Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) 2020 in Asahi"の第9回目の校内研修会、「誰かのために"今""自分に"できること」(読み聞かせ講座)が実施されました。

 今回の研修会は、SDGsにおける目標⑧「働きがいも経済成長も」に関連付けられていましたが、「3年生持ち込み企画」として、JRC委員会の鈴木さくらさん(3の5)と飛澤遥夏さん(3の5)が企画を担当しました。今回の研修会では、STEP1として「校内で古本の寄付」を募り、STEP2で「読み聞かせ講座でスキルアップを」として、講師の先生による講座を実施しました。

 今回の講座では、本校の卒業生であり、本校同窓会稚松会(ちしょうかい)の活動でも日頃お世話になっている、鳴島あや子さんを講師としてお迎えしました。鳴島さんは、白河市の職員として、中央公民館の館長をお務めになられたこともあるそうですが、幼稚園教諭として長年のキャリアがあり、いくつかの幼稚園の園長先生としてご活躍された方です。本校にも、幼稚園の時に「なる先生」にお世話になったという先生や生徒がいました。

 講座では、まず鈴木さんと飛澤さんが絵本の読み聞かせをやってみて、それに対して鳴島先生からアドバイスをもらいました。

 次に鳴島先生は、ご自分で歌を歌いながら、たくさんの「手遊び」を教えてくれました。ぬいぐるみを小さな子どもに見立てて、その扱い方等も実演してくれました。

 ペアでやる「手遊び」についても、参加生徒を相手に実演していただきました。

 講座に参加した生徒たちも、鳴島先生に従ってたくさんの「手遊び」をやってみました。

 鳴島先生は、読み聞かせにしても「手遊び」にしても、「まずは自分が楽しくないとダメ」、と教えてくれました。確かに鳴島先生は何をやるにしても、ニコニコしながら大きな声で、随所に子どもたちを笑わせる仕掛けを取り入れながら、本当に楽しそうにやられていました。子どもたちを笑わせて心を掴む、それが大切なことなのだと思います。参加生徒たちは感心しながら、鳴島先生の講座に参加していました。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、幼稚園や保育園でのボランティア活動を始めとして、様々な校外での活動が大幅に制限されています。そんな中、鳴島先生による講座は、保育職を目指す生徒たちにとって、大変貴重な経験になったと思います。鳴島先生、幼稚園教諭としての長年のご経験を生かされての情熱溢れる講座を、本当にありがとうございました。

ソフトボール部、「新人戦県大会」で準優勝!

 本校ソフトボール部は、10月11日(日)~13日(火)いわき市で行われた「福島県高等学校新人体育大会ソフトボール競技」において、準優勝という素晴らしい結果を出してくれました。おめでとうございます!

  本校ソフトボール部は、初戦は福島西高校に5対0、次は平商業高校に3対2と1点差で勝利を収め、準決勝では、これまでなかなか勝てなかった強敵学法石川高校と対戦しました。試合では、エースの矢口結海投手(2の4)が好投し、キャプテンの海老原夏美選手(2の3)のホームランなどにより、6対2のスコアで学法石川高校に快勝しました! 決勝戦は、強豪帝京安積高校に1対6で敗れましたが、新人戦県大会での準優勝は快挙であり、大変立派な成績です。ソフトボール部の部員の皆さん、良く頑張りました。監督の相場正伸先生、部長の鈴木秀之先生、日頃からの熱心なご指導、ありがとうございます。

 キャプテンの海老原夏美選手は、「決勝戦で負けてしまったことに少し悔しい思いはありますが、これまでの練習の成果を発揮できて、準優勝できたのはとてもうれしいです」、と語ってくれました。

  ソフトボール部は、10月23日(金)から岩手県一関市で行われる、「第15回東北高等学校女子ソフトボール選抜大会」に出場します。決勝戦での悔しさを東北大会にぶつけて、是非とも良い結果を目指して頑張って欲しいと思います。ソフトボール部の皆さんの、東北大会での健闘を祈ります。

 

「旭未来塾」が行われました。

 10月20日(火)6・7校時、1学年の生徒を対象に「旭未来塾」が行われました。

 「旭未来塾」とは、1年生が大学の先生方の講義を聞くことにより、大学での学びについて理解し、大学進学へ向けての意識を高めるという目的で例年行われている進路行事です。今年度は、福島大学・福島県立医科大学・東北学院大学・日本大学工学部から5名の先生方をお招きして、それぞれ、教育分野・行政分野・医療分野・国際分野・工学分野に関する講義をお聞きしました。

 本校では、多くの生徒たちが進学を希望し、例年、全体の約7割前後の生徒たちが大学・短大へ進学しています。今後、1年生の皆さんが、様々な進路行事等をとおして大学進学への意識を高めて、早期に自分の将来へ向けての希望を具体化させ、それに向かって真摯に日々の学習活動を積み重ねていくことを期待しています。

頑張れ、齋藤優汰君!

 陸上競技部の齋藤優汰君(3の3)は、10月23日(金)から広島市で開催される「全国高等学校陸上競技大会2020」に出場します。 

 齋藤君は2年次の昨年度、「福島県高等学校新人体育大会陸上競技」の「男子三段跳び」で、14メートル95の大会新記録で優勝しました。また、「いきいき茨城ゆめ国体2019」では、15メートル03の記録で7位入賞を果たしました。

 その後齋藤君は、3年次のインターハイでの全国制覇を最終目標として、冬期間もひたむきにトレーニングに励みました。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今年度のインターハイは中止となってしまいました。

 一時は悲嘆に暮れた齋藤君でしたが、自分は常に周りの人々によって支えられていることに気付き、その人々に自分が勝つ姿を見せるためにまた前を向きました。そして彼は再び、自分の夢に向かって走り始めました。その結果、インターハイの代替大会として8月に行われた「福島県陸上競技選手権大会」では、高校生の部で第1位となりました。

 今年度は東北大会が行われなかったため、今回の「全国高等学校陸上競技大会2020」の「男子三段跳び」競技には、記録により全国から上位30名の選手たちがエントリーしました。齋藤君にとっては、いよいよ3年間の部活動の集大成、まさに夢舞台となります。

 これまで支えてくれたご家族や仲間たち、ご指導いただいた顧問の中條雅彦先生と星 雄介先生へ感謝の気持ちをこめて、そして何よりも自分自身のために、悲願の15メートル台を目指して大きく飛躍してください。

 頑張れ、齋藤優汰君!

頑張れ、サッカー部!(その2)

 第99回全国高校サッカー選手権大会福島県大会2次大会3回戦は、10月11日(日)広野町のJヴィレッジで行われ、本校サッカー部は会津工業高校と対戦しました。

 当日は生憎の雨模様でしたが、多くの保護者の皆様や生徒たちが応援に駆け付け、雨の中傘を差しながら声援を送ってくれました。皆様、ありがとうございました。

 試合は、立ち上がりに会津工業に1点を先制され、本校サッカー部はそれを追う展開となりました。

 前半を0対1で折り返し、我がチームは後半に全てを掛けて、逆転を狙って懸命のプレーを続けました。

 しかし、その後2点を追加され、0対3のスコアでゲーム終了のホイッスルを聞きました。

 結果こそ、残念ながらの敗戦ではありましたが、ピッチ上の選手たちは互いに声を掛け合って集中を切らさず、最後の瞬間まで諦めずにプレーしていました。引き締まった、とても良いゲームであったと思います。試合終了後選手たちは、最後までやり切った清々しい表情をしていました。

 1次大会を勝ち抜いて2次大会まで進出したのは、本校にとっては数年ぶりのことであり、ここまで頑張った部員たちの努力を称えたいと思います。最後の大会まで頑張った3年生の選手たちと女子マネージャー、本当にお疲れ様でした。大変立派な3年間の高校生活でした。

 1・2年生の部員と女子マネージャーについては、来月からは新人戦が始まります。3年生の先輩方の大いなるレガシーを引き継いで、監督の鈴木和也先生と部長の渡邉憲博先生のご指導の下、これからも是非頑張っていいチームを作ってください。応援しています!

黒澤さん、「福島県高校英語弁論大会」で準優勝!

 今年度の「第72回福島県高等学校英語弁論大会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためビデオ審査となりましたが、本校から出場した黒澤美弥妃さん(2の2)が、福島県で第2位となりました!

 黒澤さんは、"Like a Sunflower in the Sun"(太陽の下のひまわりのように)というタイトルでスピーチ原稿を作成しました。黒澤さんは、5年前に"Hula"(フラ)と出会ってから、将来は"Hula girl"(フラガール)になりたいという夢を持つようになりました。そして高校入学後、定期的に"Hula"のレッスンを受けてきましたが、現在のコロナ禍により、十分なレッスンを受けることができなくなりました。

 しかしながら、"You Tube"で動画を発信したりマスクを作ったりするフラガールの皆さんの取り組みや、一斉臨時休業中でもオンラインで生徒たちに寄り添い励ましてくれた本校の先生方の姿などに勇気付けられ、自分は決して独りぼっちではないと感じることができたそうです。そして、困難な時にこそ人々へ笑顔と未来への活力を与えられるようなフラガールになりたいという気持ちを新たにして、これからも自分の夢に向かって前向きに進んでいきたいという決意を、黒澤さんはスピーチで表明しています。

 スピーチの原稿作成や発音指導については、小澤恵子先生を始め本校英語科の先生方や市内の"alt_cafe"(オルトカフェ)のALTの先生方にご指導をいただいたそうです。黒澤さんご本人の真剣な努力に、周りの多くの方々からのサポートが加わり、スピーチコンテストでの準優勝という素晴らしい結果に結び付いたのだと思います。

 黒澤さんは、「今期から生徒会会長に就任したため、会長業務とスピーチコンテストへの準備を両立できるか不安はありましたが、家族や友人そして先生方など、いつも自分に寄り添って支えてくれている人々に感謝の気持ちを伝えたいという思いから、スピーチコンテストにチャレンジしました」、と語ってくれました。

 黒澤さん、おめでとうございます! 力強いスピーチ原稿、そして素晴らしいパフォーマンスでした。これからも自分の夢に向かって、何事にも積極的にチャレンジしてください。

 なお、黒澤さんのスピーチ動画は本校ホームページで閲覧できますので、是非ご覧ください。

演劇部、「県南高校演劇コンクール」で最優秀賞!

 本校演劇部が、今年度の「第70回福島県南高等学校演劇コンクール」で、最優秀賞を受賞しました。演劇部の最優秀賞の受賞は、昨年度に引き続き2年連続の快挙です。

 コンクールは、10月3日(土)白河文化交流館 コミネス 大ホールにおいて開催されました。

 当日の審査員は、東京演劇集団「風」で俳優・演出を務めていらっしゃる西垣耕造先生、福島県高等学校演劇連盟顧問の青木淑子先生のお二人でした。

 本校演劇部は、参加校中一番最初の上演でした。上演劇は、高校の演劇部で演出などに日々苦悩する演劇部員の姿を描いた、「舞台監督」という脚本でした。

 部長の尾股朋香さん(2の2)によれば、「今回は二人芝居に近い脚本であるため、他のキャストを上手く活用して舞台に広がりを持たせることに苦労しました」、とのことでした。

 部員たちは、これまでの練習の成果を発揮して、それぞれがとても落ち着いてそして堂々と自分の役割を演じていました。

 上演直後には、審査員の先生方お二人からそれぞれコメントをいただきました。11名の部員たちは、メモを取りながら真剣に聞いていました。

 審査の結果、本校演劇部は、2年連続の最優秀賞をいただくことができました! 部員の皆さん、おめでとうございます! 顧問の齋藤美子先生、藤井信雄先生、日頃のご指導ありがとうございます。

 県大会は、12月にとうほう・みんなの文化センターで開催されます。演劇部の皆さん、県大会までさらに練習を積み重ねて、また良い結果を目指して頑張ってください。応援しています!

学校の風景(その12)

 つい先日、特徴のあるいい香りを感じました。香りを辿ってみると、西側渡り廊下付近の中庭に大きな金木犀(きんもくせい)の木があり、ちょうど満開の花がきれいに咲き乱れていました。

 調べてみると、秋に花を咲かせる金木犀は、遠くまで届く強い匂いにはアロマ成分が含まれていて、リラックス効果もあるそうです。

 2学期の中間考査が終了しましたが、今は秋たけなわ、暑くも寒くもなく過ごしやすい季節となりました。

 3年生は、いよいよ就職試験や大学等の推薦入試本番、1・2年生についても、部活動ではちょうど新人戦の時期を迎えています。金木犀の香りに癒やされながら、学習にそして部活動等に、日々全力で取り組みましょう!

「登校指導」が実施されました。

 秋の衣替えの時期に合わせて、10月1日(木)・2日(金)・5日(月)の3日間、本校PTA健全育成委員会主催の朝の登校指導が行われました。

 健全育成委員会の保護者の皆様に、朝、正門のところで、登校して来る生徒たちに向かって、「おはようございます!」と声掛けをしていただきました。委員の皆様、朝のお忙しい時間帯、ありがとうございました。

 先生方も、保護者の皆様と一緒に声掛けを行い、制服にきちんと校章とJRCバッジが付いているかどうかなど、登校する生徒たちの身だしなみを確認していました。

 本校生の皆さん、朝は「おはようございます!」、日中は「こんにちは!」と元気に挨拶を交わして、お互い気持ちよく毎日を過ごしましょう。

頑張れ、陸上競技部!(その2)

 今年度初めて、本校の正門に看板が立ちました。

 これは、9月12日(土)~13日(日)の2日間、郡山市の開成山陸上競技場で行われた「第60回福島県高等学校新人体育大会陸上競技」において、本校陸上競技部が大活躍してくれた成果です。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大によりインターハイ等の各種大会が軒並み中止となってしまったため、例年と違って、正門付近の眺めが大分寂しくなっていました。

 本校陸上競技部は、女子400㍍ハードルで吉田桃子さん(1の4)が優勝! 女子100㍍ハードルで塩田葉那さん(1の2)が第2位、女子ハンマー投げで渡部彩夏さん(2の1)が第2位、男子走高跳で森 光君(2の4)が第3位、女子400㍍ハードルで塩田さんが第3位という、素晴らしい成績を収めてくれました。おめでとうございます! 皆さん、大変良く頑張りました。

 顧問の中條雅彦先生、星 雄介先生、日頃のご指導、ありがとうございます。

 新人戦県大会で上位入賞を果たした4名の選手たちは、10月2日(金)から岩手県北上市で行われる「令和2年度第25回東北高等学校新人陸上競技選手権大会」に出場します。

 選手の皆さん、東北大会でも是非上位入賞を目指して、日頃のトレーニングの成果を最大限に発揮してください。応援しています。頑張れ、陸上競技部!

「球技大会」が行われました。

 9月9日(水)~10日(木)の2日間の日程で、クラス対抗の「校内球技大会」が実施されました。

 今年度は、熱中症予防のため実施時期を9月に変更し、また、全体での開会式と閉会式は放送で行い、各競技会場毎に換気と消毒等のコロナ対策を行いながらの実施となりました。

 競技種目は、例年通りの「バレーボール(男女混合)」、「男女バスケットボール」、「バドミントン(男女混合)」、「男女サッカー」の4種目でした。

 生徒たちは、各クラス毎にお揃いのオリジナルTシャツをデザインし、応援用のうちわなどを作製したりして、例年のようなカラフルで賑やかな球技大会となりました。

 そして、各競技とも優勝を目指して、大変熱のこもった懸命のプレーが繰り広げられました。

 今年度、学校再開後初めて、生徒たちにとっては久しぶりの生徒会行事となりました。

 校内の至る所に「笑顔」と「歓声」が溢れ、生徒たちは各競技で伸び伸びとプレーしたりクラスメイトを応援したりして、久しぶりの生徒会行事を心から楽しんでいる様子でした。生徒たちへは、何かと窮屈な思いをさせている今年度、彼らの満面の笑みと笑い声は、本当に感慨深いものがありました。

 女子サッカーは、PK戦にもつれ込む大熱戦もありました。

 その他の競技でも、学年を越えての大熱戦が展開されました。

 各クラス担任の先生方は、あちこちの会場を巡りながら、クラスの生徒たちと一緒に各競技の観戦と応援に大いに盛り上がっていました。

 総合成績は、1位が3年2組、2位が3年3組、3位が2年3組という結果でした。

 全校生の皆さん、そして先生方、2日間大変お疲れ様でした。久しぶりに、パワー全開の旭高生の姿に接することができました。とても楽しい球技大会でした。

「1学年ビブリオバトル」が行われました。

 9月8日(火)6・7校時、「1学年ビブリオバトル」のクラス代表発表が行われました。

 1年生たちは全員、夏休み中にそれぞれ好きな本を選んで原稿を作成し、夏休み明けに各クラス毎にビブリオバトルを行って、2名の代表者を選出しました。

 当日、合計8名の代表生徒たちは、5分間の持ち時間で「推し本」のアピールを堂々と行いました。それぞれに印象的であり、素晴らしいプレゼンテーションだったと思います。

 観戦の1年生たちも、みんな真剣に代表生徒たちの発表を聞いていました。

 5分間のプレゼンテーションの後は、2分間の質問タイムです。多くの生徒から鋭い質問が飛びましたが、代表生徒たちは落ち着いて、それぞれの質問に的確に対応していました。見ていて、とても感心させられました。

 代表生徒たちの発表が全て終わると、その場ですぐに挙手による投票が行われました。

 各クラスの委員長が、集計作業を行いました。

 投票の結果、村元聖羽さん(1の2)が優勝し、村元さんが紹介した『十角館の殺人』が「チャンプ本」となりました。おめでとうございます!

 代表生徒たちは、1学年主任の藤井信雄先生から表彰を受け、観戦者たちからの盛大な拍手により栄誉を称えられました。皆さん、よく頑張りました。お疲れ様でした。

 そして、進行を務めた国語科の菅原三佳先生の粋な計らいで、一番多く質問をした鈴木一真君(1の2)へも、観戦者たちから温かい拍手が贈られました。

 代表生徒の皆さん、素晴らしいプレゼンテーションと質疑応答を、ありがとうございました。観戦の皆さんの発表を聴く態度もたくさん出された質問もとても立派であり、大変有意義なビブリオバトルとなりました。

「SDGs 2020 研修会⑧」が実施されました。

 8月31日(月)、"SDGs2020" 第8回目の校内研修会が行われました。

 今回の研修会は、「旭の&白河の後輩のために一肌脱ぎます!」というタイトルで、SDGsにおける4番目の目標「質の高い教育をみんなに」と関連付けられていました。

 今回の研修会は、白河市内で「コミュニティ・カフェ EMANON」の運営等をされている「未来の準備室」理事の湯澤 魁さんを始めとして、「Shirakawa Week 実行委員会」の9名の大学生の皆さんのコーディネイトによるものでした。うち4名は、本校の卒業生でした。

 「Shirakawa Week 実行委員会」の大学生の皆さんは、「大学のない街、白河」で、大学生だからこそできる地域の課題解決に取り組んでいらっしゃいます。

 今回の研修会では、大学生の皆さんがご自分の体験から、大学と学部の選び方や大学生活等について、大変役に立つ情報を教えてくれました。

 受講した約40名の本校生たちは、大学生の皆さんの貴重なお話に真剣に聞き入っていました。進路についてあれこれ悩んでいる本校生にとっては、闇夜を照らす光となったはずです。

 ワークショップでは、大学生の皆さんのリードによりペアワーク等も行われ、受講者たちは大変楽しく参加していました。

 「Shirakawa Week 実行委員会」の大学生の皆さん、貴重なお話とワークショップをありがとうございました。本校生にとって今回の研修会は、自分自身の進路についてより深く考えるきっかけになったと思います。今後とも、後輩たちへのアドバイスを、よろしくお願いします。

頑張れ、サッカー部!

 8月29日(土)、郡山市の日大東北高校グラウンドにて、第99回全国高等学校サッカー選手権大会福島県大会一次大会2回戦、白河旭高校 VS 日大東北高校の試合が行われました。

 当日は、軽く30℃を超える真夏日であり、正午のキックオフ時には、グラウンドは暑さで過酷な状態となっていました。

 試合前半から、ホームの日大東北高校は攻勢を取り、数多くのチャンスを作り出しました。しかし、本校サッカー部は、ゴールキーパーの山本浩貴君(3の2)とキャプテンでセンターバックの大島健太郎君(3の4)を中心に、鉄壁のディフェンスで相手チームにゴールを許しませんでした。

 そして前半戦を、0対0で折り返しました。

 ハーフタイムに選手たちは、テントに入って強い日差しを避けながら、キャプテンの大島君を中心に互いの意思疎通を図り、守備や攻撃での修正点を話し合っていました。女子マネージャーたちは、水分の準備などベンチワークに追われていました。

 後半戦も、幾度かピンチを迎えましたが、ピッチ上の選手たちは気合の入ったディフェンスで得点を許しませんでした。そして虎視眈々と、反撃のチャンスを伺います。

 炎天下でのゲームのため、前後半それぞれに給水タイムが設けられ、選手たちは水分を補給しながら試合を戦いました。

 試合はとうとう、0対0のままで10分ハーフの延長戦に突入しました。後半戦から延長戦に掛けては、両軍ともに暑さと疲労で足が攣る選手が続出し、試合は壮絶な消耗戦・総力戦になりました。

 そして、0対0で迎えた延長後半、わがチームにビッグチャンスが訪れました。相手チームのファウルにより、相手ゴール前でのフリーキックを得たのです。キッカーは、背番号2、キャプテンの大島君です。試合の流れを左右する、重要な局面となりました。

 果たして・・・ 大島君の蹴ったボールは壁の上方を通過し、相手ゴールキーパーが必死で伸ばす手を擦り抜けて「スーッ」と直接、相手ゴールの右上隅に吸い込まれて行きました。1対0! 延長後半で、ついにゲームの均衡が破れたのです! ピッチ上では、大島君を中心に歓喜の輪ができました。

 その後もチームは、集中を切らさずに相手の最後の猛攻を寄せ付けず、本校サッカー部は、1対0のスコアで、日大東北高校を相手に見事勝利を収めました。

 シビアなゲームを最後まで戦いきり、劇的な勝利をもぎ取った選手たちの顔には、歓喜と安堵の表情が浮かんでいました。

 選手とマネージャーの皆さん、監督の鈴木和也先生、部長の渡邉憲博先生、一次大会通過、おめでとうございます! これは快挙です! 見事な勝利、そして素晴らしいベンチワークでした。保護者の皆様、多数の応援と日頃からのご支援、ありがとうございました。

 選手の皆さん、次はいよいよ、県内の強豪チームがしのぎを削る秋の二次大会です。しっかりと準備をして、チーム全員の力を結集して、是非勝利をつかんでください。応援しています!