校長ブログ

頑張れ、サッカー部!(その2)

 第99回全国高校サッカー選手権大会福島県大会2次大会3回戦は、10月11日(日)広野町のJヴィレッジで行われ、本校サッカー部は会津工業高校と対戦しました。

 当日は生憎の雨模様でしたが、多くの保護者の皆様や生徒たちが応援に駆け付け、雨の中傘を差しながら声援を送ってくれました。皆様、ありがとうございました。

 試合は、立ち上がりに会津工業に1点を先制され、本校サッカー部はそれを追う展開となりました。

 前半を0対1で折り返し、我がチームは後半に全てを掛けて、逆転を狙って懸命のプレーを続けました。

 しかし、その後2点を追加され、0対3のスコアでゲーム終了のホイッスルを聞きました。

 結果こそ、残念ながらの敗戦ではありましたが、ピッチ上の選手たちは互いに声を掛け合って集中を切らさず、最後の瞬間まで諦めずにプレーしていました。引き締まった、とても良いゲームであったと思います。試合終了後選手たちは、最後までやり切った清々しい表情をしていました。

 1次大会を勝ち抜いて2次大会まで進出したのは、本校にとっては数年ぶりのことであり、ここまで頑張った部員たちの努力を称えたいと思います。最後の大会まで頑張った3年生の選手たちと女子マネージャー、本当にお疲れ様でした。大変立派な3年間の高校生活でした。

 1・2年生の部員と女子マネージャーについては、来月からは新人戦が始まります。3年生の先輩方の大いなるレガシーを引き継いで、監督の鈴木和也先生と部長の渡邉憲博先生のご指導の下、これからも是非頑張っていいチームを作ってください。応援しています!

黒澤さん、「福島県高校英語弁論大会」で準優勝!

 今年度の「第72回福島県高等学校英語弁論大会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためビデオ審査となりましたが、本校から出場した黒澤美弥妃さん(2の2)が、福島県で第2位となりました!

 黒澤さんは、"Like a Sunflower in the Sun"(太陽の下のひまわりのように)というタイトルでスピーチ原稿を作成しました。黒澤さんは、5年前に"Hula"(フラ)と出会ってから、将来は"Hula girl"(フラガール)になりたいという夢を持つようになりました。そして高校入学後、定期的に"Hula"のレッスンを受けてきましたが、現在のコロナ禍により、十分なレッスンを受けることができなくなりました。

 しかしながら、"You Tube"で動画を発信したりマスクを作ったりするフラガールの皆さんの取り組みや、一斉臨時休業中でもオンラインで生徒たちに寄り添い励ましてくれた本校の先生方の姿などに勇気付けられ、自分は決して独りぼっちではないと感じることができたそうです。そして、困難な時にこそ人々へ笑顔と未来への活力を与えられるようなフラガールになりたいという気持ちを新たにして、これからも自分の夢に向かって前向きに進んでいきたいという決意を、黒澤さんはスピーチで表明しています。

 スピーチの原稿作成や発音指導については、小澤恵子先生を始め本校英語科の先生方や市内の"alt_cafe"(オルトカフェ)のALTの先生方にご指導をいただいたそうです。黒澤さんご本人の真剣な努力に、周りの多くの方々からのサポートが加わり、スピーチコンテストでの準優勝という素晴らしい結果に結び付いたのだと思います。

 黒澤さんは、「今期から生徒会会長に就任したため、会長業務とスピーチコンテストへの準備を両立できるか不安はありましたが、家族や友人そして先生方など、いつも自分に寄り添って支えてくれている人々に感謝の気持ちを伝えたいという思いから、スピーチコンテストにチャレンジしました」、と語ってくれました。

 黒澤さん、おめでとうございます! 力強いスピーチ原稿、そして素晴らしいパフォーマンスでした。これからも自分の夢に向かって、何事にも積極的にチャレンジしてください。

 なお、黒澤さんのスピーチ動画は本校ホームページで閲覧できますので、是非ご覧ください。

演劇部、「県南高校演劇コンクール」で最優秀賞!

 本校演劇部が、今年度の「第70回福島県南高等学校演劇コンクール」で、最優秀賞を受賞しました。演劇部の最優秀賞の受賞は、昨年度に引き続き2年連続の快挙です。

 コンクールは、10月3日(土)白河文化交流館 コミネス 大ホールにおいて開催されました。

 当日の審査員は、東京演劇集団「風」で俳優・演出を務めていらっしゃる西垣耕造先生、福島県高等学校演劇連盟顧問の青木淑子先生のお二人でした。

 本校演劇部は、参加校中一番最初の上演でした。上演劇は、高校の演劇部で演出などに日々苦悩する演劇部員の姿を描いた、「舞台監督」という脚本でした。

 部長の尾股朋香さん(2の2)によれば、「今回は二人芝居に近い脚本であるため、他のキャストを上手く活用して舞台に広がりを持たせることに苦労しました」、とのことでした。

 部員たちは、これまでの練習の成果を発揮して、それぞれがとても落ち着いてそして堂々と自分の役割を演じていました。

 上演直後には、審査員の先生方お二人からそれぞれコメントをいただきました。11名の部員たちは、メモを取りながら真剣に聞いていました。

 審査の結果、本校演劇部は、2年連続の最優秀賞をいただくことができました! 部員の皆さん、おめでとうございます! 顧問の齋藤美子先生、藤井信雄先生、日頃のご指導ありがとうございます。

 県大会は、12月にとうほう・みんなの文化センターで開催されます。演劇部の皆さん、県大会までさらに練習を積み重ねて、また良い結果を目指して頑張ってください。応援しています!

学校の風景(その12)

 つい先日、特徴のあるいい香りを感じました。香りを辿ってみると、西側渡り廊下付近の中庭に大きな金木犀(きんもくせい)の木があり、ちょうど満開の花がきれいに咲き乱れていました。

 調べてみると、秋に花を咲かせる金木犀は、遠くまで届く強い匂いにはアロマ成分が含まれていて、リラックス効果もあるそうです。

 2学期の中間考査が終了しましたが、今は秋たけなわ、暑くも寒くもなく過ごしやすい季節となりました。

 3年生は、いよいよ就職試験や大学等の推薦入試本番、1・2年生についても、部活動ではちょうど新人戦の時期を迎えています。金木犀の香りに癒やされながら、学習にそして部活動等に、日々全力で取り組みましょう!

「登校指導」が実施されました。

 秋の衣替えの時期に合わせて、10月1日(木)・2日(金)・5日(月)の3日間、本校PTA健全育成委員会主催の朝の登校指導が行われました。

 健全育成委員会の保護者の皆様に、朝、正門のところで、登校して来る生徒たちに向かって、「おはようございます!」と声掛けをしていただきました。委員の皆様、朝のお忙しい時間帯、ありがとうございました。

 先生方も、保護者の皆様と一緒に声掛けを行い、制服にきちんと校章とJRCバッジが付いているかどうかなど、登校する生徒たちの身だしなみを確認していました。

 本校生の皆さん、朝は「おはようございます!」、日中は「こんにちは!」と元気に挨拶を交わして、お互い気持ちよく毎日を過ごしましょう。

頑張れ、陸上競技部!(その2)

 今年度初めて、本校の正門に看板が立ちました。

 これは、9月12日(土)~13日(日)の2日間、郡山市の開成山陸上競技場で行われた「第60回福島県高等学校新人体育大会陸上競技」において、本校陸上競技部が大活躍してくれた成果です。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大によりインターハイ等の各種大会が軒並み中止となってしまったため、例年と違って、正門付近の眺めが大分寂しくなっていました。

 本校陸上競技部は、女子400㍍ハードルで吉田桃子さん(1の4)が優勝! 女子100㍍ハードルで塩田葉那さん(1の2)が第2位、女子ハンマー投げで渡部彩夏さん(2の1)が第2位、男子走高跳で森 光君(2の4)が第3位、女子400㍍ハードルで塩田さんが第3位という、素晴らしい成績を収めてくれました。おめでとうございます! 皆さん、大変良く頑張りました。

 顧問の中條雅彦先生、星 雄介先生、日頃のご指導、ありがとうございます。

 新人戦県大会で上位入賞を果たした4名の選手たちは、10月2日(金)から岩手県北上市で行われる「令和2年度第25回東北高等学校新人陸上競技選手権大会」に出場します。

 選手の皆さん、東北大会でも是非上位入賞を目指して、日頃のトレーニングの成果を最大限に発揮してください。応援しています。頑張れ、陸上競技部!

「球技大会」が行われました。

 9月9日(水)~10日(木)の2日間の日程で、クラス対抗の「校内球技大会」が実施されました。

 今年度は、熱中症予防のため実施時期を9月に変更し、また、全体での開会式と閉会式は放送で行い、各競技会場毎に換気と消毒等のコロナ対策を行いながらの実施となりました。

 競技種目は、例年通りの「バレーボール(男女混合)」、「男女バスケットボール」、「バドミントン(男女混合)」、「男女サッカー」の4種目でした。

 生徒たちは、各クラス毎にお揃いのオリジナルTシャツをデザインし、応援用のうちわなどを作製したりして、例年のようなカラフルで賑やかな球技大会となりました。

 そして、各競技とも優勝を目指して、大変熱のこもった懸命のプレーが繰り広げられました。

 今年度、学校再開後初めて、生徒たちにとっては久しぶりの生徒会行事となりました。

 校内の至る所に「笑顔」と「歓声」が溢れ、生徒たちは各競技で伸び伸びとプレーしたりクラスメイトを応援したりして、久しぶりの生徒会行事を心から楽しんでいる様子でした。生徒たちへは、何かと窮屈な思いをさせている今年度、彼らの満面の笑みと笑い声は、本当に感慨深いものがありました。

 女子サッカーは、PK戦にもつれ込む大熱戦もありました。

 その他の競技でも、学年を越えての大熱戦が展開されました。

 各クラス担任の先生方は、あちこちの会場を巡りながら、クラスの生徒たちと一緒に各競技の観戦と応援に大いに盛り上がっていました。

 総合成績は、1位が3年2組、2位が3年3組、3位が2年3組という結果でした。

 全校生の皆さん、そして先生方、2日間大変お疲れ様でした。久しぶりに、パワー全開の旭高生の姿に接することができました。とても楽しい球技大会でした。

「1学年ビブリオバトル」が行われました。

 9月8日(火)6・7校時、「1学年ビブリオバトル」のクラス代表発表が行われました。

 1年生たちは全員、夏休み中にそれぞれ好きな本を選んで原稿を作成し、夏休み明けに各クラス毎にビブリオバトルを行って、2名の代表者を選出しました。

 当日、合計8名の代表生徒たちは、5分間の持ち時間で「推し本」のアピールを堂々と行いました。それぞれに印象的であり、素晴らしいプレゼンテーションだったと思います。

 観戦の1年生たちも、みんな真剣に代表生徒たちの発表を聞いていました。

 5分間のプレゼンテーションの後は、2分間の質問タイムです。多くの生徒から鋭い質問が飛びましたが、代表生徒たちは落ち着いて、それぞれの質問に的確に対応していました。見ていて、とても感心させられました。

 代表生徒たちの発表が全て終わると、その場ですぐに挙手による投票が行われました。

 各クラスの委員長が、集計作業を行いました。

 投票の結果、村元聖羽さん(1の2)が優勝し、村元さんが紹介した『十角館の殺人』が「チャンプ本」となりました。おめでとうございます!

 代表生徒たちは、1学年主任の藤井信雄先生から表彰を受け、観戦者たちからの盛大な拍手により栄誉を称えられました。皆さん、よく頑張りました。お疲れ様でした。

 そして、進行を務めた国語科の菅原三佳先生の粋な計らいで、一番多く質問をした鈴木一真君(1の2)へも、観戦者たちから温かい拍手が贈られました。

 代表生徒の皆さん、素晴らしいプレゼンテーションと質疑応答を、ありがとうございました。観戦の皆さんの発表を聴く態度もたくさん出された質問もとても立派であり、大変有意義なビブリオバトルとなりました。

「SDGs 2020 研修会⑧」が実施されました。

 8月31日(月)、"SDGs2020" 第8回目の校内研修会が行われました。

 今回の研修会は、「旭の&白河の後輩のために一肌脱ぎます!」というタイトルで、SDGsにおける4番目の目標「質の高い教育をみんなに」と関連付けられていました。

 今回の研修会は、白河市内で「コミュニティ・カフェ EMANON」の運営等をされている「未来の準備室」理事の湯澤 魁さんを始めとして、「Shirakawa Week 実行委員会」の9名の大学生の皆さんのコーディネイトによるものでした。うち4名は、本校の卒業生でした。

 「Shirakawa Week 実行委員会」の大学生の皆さんは、「大学のない街、白河」で、大学生だからこそできる地域の課題解決に取り組んでいらっしゃいます。

 今回の研修会では、大学生の皆さんがご自分の体験から、大学と学部の選び方や大学生活等について、大変役に立つ情報を教えてくれました。

 受講した約40名の本校生たちは、大学生の皆さんの貴重なお話に真剣に聞き入っていました。進路についてあれこれ悩んでいる本校生にとっては、闇夜を照らす光となったはずです。

 ワークショップでは、大学生の皆さんのリードによりペアワーク等も行われ、受講者たちは大変楽しく参加していました。

 「Shirakawa Week 実行委員会」の大学生の皆さん、貴重なお話とワークショップをありがとうございました。本校生にとって今回の研修会は、自分自身の進路についてより深く考えるきっかけになったと思います。今後とも、後輩たちへのアドバイスを、よろしくお願いします。

頑張れ、サッカー部!

 8月29日(土)、郡山市の日大東北高校グラウンドにて、第99回全国高等学校サッカー選手権大会福島県大会一次大会2回戦、白河旭高校 VS 日大東北高校の試合が行われました。

 当日は、軽く30℃を超える真夏日であり、正午のキックオフ時には、グラウンドは暑さで過酷な状態となっていました。

 試合前半から、ホームの日大東北高校は攻勢を取り、数多くのチャンスを作り出しました。しかし、本校サッカー部は、ゴールキーパーの山本浩貴君(3の2)とキャプテンでセンターバックの大島健太郎君(3の4)を中心に、鉄壁のディフェンスで相手チームにゴールを許しませんでした。

 そして前半戦を、0対0で折り返しました。

 ハーフタイムに選手たちは、テントに入って強い日差しを避けながら、キャプテンの大島君を中心に互いの意思疎通を図り、守備や攻撃での修正点を話し合っていました。女子マネージャーたちは、水分の準備などベンチワークに追われていました。

 後半戦も、幾度かピンチを迎えましたが、ピッチ上の選手たちは気合の入ったディフェンスで得点を許しませんでした。そして虎視眈々と、反撃のチャンスを伺います。

 炎天下でのゲームのため、前後半それぞれに給水タイムが設けられ、選手たちは水分を補給しながら試合を戦いました。

 試合はとうとう、0対0のままで10分ハーフの延長戦に突入しました。後半戦から延長戦に掛けては、両軍ともに暑さと疲労で足が攣る選手が続出し、試合は壮絶な消耗戦・総力戦になりました。

 そして、0対0で迎えた延長後半、わがチームにビッグチャンスが訪れました。相手チームのファウルにより、相手ゴール前でのフリーキックを得たのです。キッカーは、背番号2、キャプテンの大島君です。試合の流れを左右する、重要な局面となりました。

 果たして・・・ 大島君の蹴ったボールは壁の上方を通過し、相手ゴールキーパーが必死で伸ばす手を擦り抜けて「スーッ」と直接、相手ゴールの右上隅に吸い込まれて行きました。1対0! 延長後半で、ついにゲームの均衡が破れたのです! ピッチ上では、大島君を中心に歓喜の輪ができました。

 その後もチームは、集中を切らさずに相手の最後の猛攻を寄せ付けず、本校サッカー部は、1対0のスコアで、日大東北高校を相手に見事勝利を収めました。

 シビアなゲームを最後まで戦いきり、劇的な勝利をもぎ取った選手たちの顔には、歓喜と安堵の表情が浮かんでいました。

 選手とマネージャーの皆さん、監督の鈴木和也先生、部長の渡邉憲博先生、一次大会通過、おめでとうございます! これは快挙です! 見事な勝利、そして素晴らしいベンチワークでした。保護者の皆様、多数の応援と日頃からのご支援、ありがとうございました。

 選手の皆さん、次はいよいよ、県内の強豪チームがしのぎを削る秋の二次大会です。しっかりと準備をして、チーム全員の力を結集して、是非勝利をつかんでください。応援しています!