校長ブログ

「芸術鑑賞会」が実施されました。

 10月27日(火)午後、例年の「芸術鑑賞会」が実施されました。

 今年度の「芸術鑑賞会」は、「ストリングラフィ」を鑑賞しました。「ストリングラフィ」は、作曲家の水嶋一江さんが発案創作した楽器で、「世界にたったひとつの巨大楽器」とも呼ばれている楽器です。当日、体育館のステージ上には何本もの絹糸が張られ、水嶋さんを始め演奏者の皆さんはそれらの絹糸を自由自在に弾いて、様々な音を作り出しました。

 弦楽器の音色はもちろんのこと、太鼓の音や鳥のさえずりまでも自由に作り出せるのは、本当に驚きでした。お馴染みの曲から水嶋さんのオリジナル曲まで、生徒たちは手拍子をしながら、「ストリングラフィ」の音色を堪能しました。

 アンコール終了後、生徒会長の黒澤美弥妃さん(2の2)が、演奏者の皆さんたちへお礼の言葉を述べました。芸術の秋にふさわしい、感性を磨いて心豊かになる一時でした。

「安齋グランプリ」が開催されました!

 10月23日(金)、本校第1体育館にて「安齋グランプリ」が開催されました。

 「安齋グランプリ」は、10月に予定されていた修学旅行が3月に延期になり、1・3年生が遠足に出掛けている当日、学校に残って授業を受けて頑張っている2年生たちのために、2学年の先生方が企画・運営をしてくれたものです。

 開会式で華々しく幕を開けた「安齋グランプリ」は、第1部の「2択クイズ」から始まりました。

 「2択クイズ」は、2学年の先生方にまつわる問題であり、会場は最初から大いに盛り上がりました

 背比べクイズもありました。

 続いて第2部は、「ジェスチャークイズ」です。

 これは要するに、社会科の猪狩良太先生がだれか先生のモノマネをして、それがだれかを当てるというものでした。

 私は見ていてもよく分かりませんでしたが、日頃から先生方を観察している生徒たちは即座に正解して、大爆笑でした・・・(笑)

 第3部は、「長縄」でした。1人ずつ縄に入って飛んで走り抜ける方式を練習の後、クラス対抗で飛んだ回数を競いました。

 各クラスとも、回し手が個々の生徒に応じて縄の回し方を調整するなど細やかな気遣いをしながら、生徒たちはそれは見事に縄を飛んでいました。とても感心させられました。

 2学年の各クラスの、互いの思いやりと団結力が発揮された競技でした。

 そしていよいよ、「安齋グランプリ」の結果発表となりました。進行は、被り物を被った2組担任の橋本加奈子先生が務めました。

 第4位の2年1組の生徒たちには、一人一冊キャンパスノートが贈られました。

 第3位の2年4組は、一人一本うまい棒をもらいました。

 第2位の2年2組には、ハッピーターンとキットカットのセットが、一人一個ずつ贈られました。

 そして、第1位の2年3組の賞品は、以下のものでした。

 "HD"・・・? 最初は何だか分かりませんでしたが、"HD"とは、「ハーゲンダッツ・アイスクリーム」のことでした。2年3組の皆さん、おめでとうございました!

 さてこれで、「安齋グランプリ」の全日程が終了しました。見ているだけでも十分楽しめましたが、最後に、サプライズが用意されていました。

 ステージ上に、「スパイダーマン」と「ミニヨン」が登場しました。「スパイダーマン」は1組担任の星 雄介先生、「ミニヨン」は副担任の橋本拓三先生でした。

 「スパイダーマン」と「ミニヨン」はフロアーに降りてきて、生徒たちにお菓子を振る舞いました。

 最後のサプライズに生徒たちは大喜びし、お菓子を受け取りました。

 そして、フィナーレの「ラタタ」が始まりました。生徒たちは、スクリーンに映し出される動画を見ながら、「ラタタ・ダンス」を練習しました。

 先生方もステージ上で、被り物を被って「ラタタ」を披露しました。

 「スパイダーマン」と「ミニヨン」は再度フロアーに降りてきて、生徒たちと一緒に「ラタタ」を踊りました。

 ダンスがとても上手な生徒もいました。

 「ラタタ」のサプライズ終了後、「ミニヨン」に扮した副担任の橋本拓三先生が、今回の「安齋グランプリ」に込めた思いを生徒たちに向けて語ってくれました。

 2年生については、10月に予定されていた修学旅行が3月に延期になり、楽しみにしていた「USJ」へ行くことができなくなってしまいました。そのため、せめて少しだけでも「USJ」の気分を生徒たちに味わってもらいたいと、「ラタタ」を企画したとのことでした。2学年の先生方それぞれの思いが、ひしひしと伝わってきました。

 そして、最後の最後に、さらなるサプライズがありました。生徒会長の黒澤美弥妃さん(2の2)より2学年の先生方へ、今回「安齋グランプリ」を企画してくれたことに対してのお礼の言葉が述べられ、各クラスの代表生徒からそれぞれ担任の先生方へ、日頃の感謝の気持ちを込めた寄せ書きが手渡されました。

 2学年主任の安齋 悟先生から生徒たちへ謝辞が述べられ、「安齋グランプリ」は幕を閉じました。2学年の生徒たちと先生方、その深い絆が感じられた心温まるイベントでした。 

 2学年の生徒の皆さん、大変お疲れ様でした。心底、「安齋グランプリ」を楽しんだことでしょう。

 2学年主任の安齋 悟先生、副主任の小澤恵子先生、担任の橋本加奈子先生・星 雄介先生、副担任の橋本拓三先生・鑓水史子先生、そして社会科の猪狩良太先生、素晴らしい学年行事を、ありがとうございました。

ソフトボール部、「東北高校選抜大会」で第3位!

 本校ソフトボール部は、10月23日(金)~25日(日)に岩手県一関市で行われた「第15回東北高等学校女子ソフトボール選抜大会」において、第3位という快挙を成し遂げました。おめでとうございます!

 ソフトボール部は、先日の「福島県高等学校新人体育大会女子ソフトボール競技」において、準優勝という素晴らしい結果を残し、優勝校の帝京安積高校と共に東北大会へ出場しました。10月23日(金)朝、ソフトボール部の部員たちは、保護者の皆様と生徒や先生方からの見送りを受けながら、意気揚々と一関市へ向けて出発しました。

 東北大会において、我らがソフトボール部は、1回戦は青森県の弘前学院聖愛高校に7対4で勝利しました。続く2回戦は、山形県の鶴岡東高校を相手に、延長8回裏に4対3でサヨナラ勝ちという劇的な結末で勝利をもぎ取りました。そして迎えた準決勝は、岩手県の強豪花巻東高校に1対3で敗れはしましたが、東北大会で第3位という素晴らしい成績を収めてくれました。

 これは、ソフトボール部の部員の皆さんの、日頃からの弛まぬ努力の成果であると思います。部員の皆さん、本当に良く頑張りました!

 そして、言うまでもなく今回の快挙は、保護者の皆様方からの日常的な強力なサポートと、監督の相場正伸先生と部長の鈴木秀之先生の情熱溢れる日々のご指導がなければ、為し得なかったことであると思います。皆様、ありがとうございました。

 ソフトボール部の部員の皆さん、これから迎える長い冬のシーズンも、しっかりとトレーニングを積み重ねて、来年度のインターハイではさらなる高みを目指して光り輝いてください。期待しています!

剣道部、「新人戦県大会」で第3位!

 本校剣道部は、10月24日(土)~25日(日)に会津若松市で行われた「福島県高等学校新人体育会会剣道競技」において、女子団体で第3位になりました。おめでとうございます!

 剣道部は、顧問の蒲生健太先生と橋本拓三先生の情熱溢れるご指導の下、あちこちに練習試合に出掛けたり合宿を行ったりなどして、日頃から熱心に強化を図っています。今回の成果は、日々の精進が形となって現れたものであると思います。部員の皆さん、良く頑張りました。

 剣道部は、来年2月に青森県で行われる「第33回東北高等学校剣道選抜優勝大会」に出場します。東北大会でも好成績を残せるよう、これからの冬シーズンもしっかりと稽古を積み重ねてください。東北大会での、剣道部の皆さんの健闘を祈ります。

学校の風景(その13)

 先日、事務室の東郷さんが、「中庭のドウダンツツジがとてもきれいですよ」と教えてくれました。中庭を覗いてみると、東郷さんが言う通り、東昇降口前のドウダンツツジがそれは見事に紅葉していました。

 東郷さんによれば、金木犀の木の下のドウダンツツジは、日照の関係でまだ紅葉していないとのこと。これも眺めてみると、金木犀の花は大分散ってしまい、その下にあるドウダンツツジはまだ青々としていました。

 もうしばらくは、ドウダンツツジの見頃が続くと思います。登下校時に眺めて、きれいな紅葉に癒やされてください。

「英検準1級」に2名合格!

 森 優衣さん(3の4)と齋須いぶきさん(3の5)の2名が、「英検準1級」に合格しました! おめでとうございます! 二人とも、大変良く頑張りました!

 森さんは昨年度の夏季休業中、公益財団法人ヨークベニマル文化教育事業財団が主催する、「2019年度第31回アメリカ・カナダ海外研修派遣事業」に参加して、アメリカのシアトルとカナダのマニトバで約1ヶ月間、ホームステイや各種研修等で大変貴重な経験をしました。本校英語科の小澤恵子先生も、引率教員として同行しました。

 その後も森さんは、意欲的に英語学習に取り組み、今回の「英検準1級」の合格につながりました。森さんは、得意な英作文を重点的に学習し、ライティングでは満点を取ったそうです。大学進学後もさらに英語力を磨いて、将来は通訳として活躍したいという夢を是非実現させて欲しいと思います。

 齋須さんは、本校のALT(外国語指導助手)であったMichelle Kruger(ミシェル・クルーガー)先生と以前から親しく、英語の個別指導をしてもらっていました。齋須さんは、ミシェル先生が講師を務めた「ジェンダー講座」とミシェル先生の離任式の折りには、ミシェル先生の通訳として、ミシェル先生によるレクチャーやスピーチを日本語に翻訳して聴衆に伝えるという大役を担いました。

 また、白河市内のコミュニティー・カフェ「EMANON(エマノン)」で週1回、ALTの先生方が集まって開かれる「alt_カフェ」にも積極的に参加し、スピーキング力を向上させました。そしてこれまでの努力を、今回、「英検準1級合格」という結果につなげました。齋須さんは大学に進学して、将来は高校の英語教師になりたいという希望を持っています。また、青年海外協力隊に参加して、国際社会に貢献したいという夢もあるそうです。是非とも、ご自身の夢と希望を叶えて欲しいと思います。

 なお、森さんと齋須さんの「英検準1級合格」は、9月22日(火)の福島民報等で報道されました。記事は、校長室前に掲示されていますので、ご覧ください。

"SDGs 2020 in Asahi"「読み聞かせ講座」が実施されました。

 10月16日(金)、本校JRC委員会主催の"Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) 2020 in Asahi"の第9回目の校内研修会、「誰かのために"今""自分に"できること」(読み聞かせ講座)が実施されました。

 今回の研修会は、SDGsにおける目標⑧「働きがいも経済成長も」に関連付けられていましたが、「3年生持ち込み企画」として、JRC委員会の鈴木さくらさん(3の5)と飛澤遥夏さん(3の5)が企画を担当しました。今回の研修会では、STEP1として「校内で古本の寄付」を募り、STEP2で「読み聞かせ講座でスキルアップを」として、講師の先生による講座を実施しました。

 今回の講座では、本校の卒業生であり、本校同窓会稚松会(ちしょうかい)の活動でも日頃お世話になっている、鳴島あや子さんを講師としてお迎えしました。鳴島さんは、白河市の職員として、中央公民館の館長をお務めになられたこともあるそうですが、幼稚園教諭として長年のキャリアがあり、いくつかの幼稚園の園長先生としてご活躍された方です。本校にも、幼稚園の時に「なる先生」にお世話になったという先生や生徒がいました。

 講座では、まず鈴木さんと飛澤さんが絵本の読み聞かせをやってみて、それに対して鳴島先生からアドバイスをもらいました。

 次に鳴島先生は、ご自分で歌を歌いながら、たくさんの「手遊び」を教えてくれました。ぬいぐるみを小さな子どもに見立てて、その扱い方等も実演してくれました。

 ペアでやる「手遊び」についても、参加生徒を相手に実演していただきました。

 講座に参加した生徒たちも、鳴島先生に従ってたくさんの「手遊び」をやってみました。

 鳴島先生は、読み聞かせにしても「手遊び」にしても、「まずは自分が楽しくないとダメ」、と教えてくれました。確かに鳴島先生は何をやるにしても、ニコニコしながら大きな声で、随所に子どもたちを笑わせる仕掛けを取り入れながら、本当に楽しそうにやられていました。子どもたちを笑わせて心を掴む、それが大切なことなのだと思います。参加生徒たちは感心しながら、鳴島先生の講座に参加していました。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、幼稚園や保育園でのボランティア活動を始めとして、様々な校外での活動が大幅に制限されています。そんな中、鳴島先生による講座は、保育職を目指す生徒たちにとって、大変貴重な経験になったと思います。鳴島先生、幼稚園教諭としての長年のご経験を生かされての情熱溢れる講座を、本当にありがとうございました。

ソフトボール部、「新人戦県大会」で準優勝!

 本校ソフトボール部は、10月11日(日)~13日(火)いわき市で行われた「福島県高等学校新人体育大会ソフトボール競技」において、準優勝という素晴らしい結果を出してくれました。おめでとうございます!

  本校ソフトボール部は、初戦は福島西高校に5対0、次は平商業高校に3対2と1点差で勝利を収め、準決勝では、これまでなかなか勝てなかった強敵学法石川高校と対戦しました。試合では、エースの矢口結海投手(2の4)が好投し、キャプテンの海老原夏美選手(2の3)のホームランなどにより、6対2のスコアで学法石川高校に快勝しました! 決勝戦は、強豪帝京安積高校に1対6で敗れましたが、新人戦県大会での準優勝は快挙であり、大変立派な成績です。ソフトボール部の部員の皆さん、良く頑張りました。監督の相場正伸先生、部長の鈴木秀之先生、日頃からの熱心なご指導、ありがとうございます。

 キャプテンの海老原夏美選手は、「決勝戦で負けてしまったことに少し悔しい思いはありますが、これまでの練習の成果を発揮できて、準優勝できたのはとてもうれしいです」、と語ってくれました。

  ソフトボール部は、10月23日(金)から岩手県一関市で行われる、「第15回東北高等学校女子ソフトボール選抜大会」に出場します。決勝戦での悔しさを東北大会にぶつけて、是非とも良い結果を目指して頑張って欲しいと思います。ソフトボール部の皆さんの、東北大会での健闘を祈ります。

 

「旭未来塾」が行われました。

 10月20日(火)6・7校時、1学年の生徒を対象に「旭未来塾」が行われました。

 「旭未来塾」とは、1年生が大学の先生方の講義を聞くことにより、大学での学びについて理解し、大学進学へ向けての意識を高めるという目的で例年行われている進路行事です。今年度は、福島大学・福島県立医科大学・東北学院大学・日本大学工学部から5名の先生方をお招きして、それぞれ、教育分野・行政分野・医療分野・国際分野・工学分野に関する講義をお聞きしました。

 本校では、多くの生徒たちが進学を希望し、例年、全体の約7割前後の生徒たちが大学・短大へ進学しています。今後、1年生の皆さんが、様々な進路行事等をとおして大学進学への意識を高めて、早期に自分の将来へ向けての希望を具体化させ、それに向かって真摯に日々の学習活動を積み重ねていくことを期待しています。

頑張れ、齋藤優汰君!

 陸上競技部の齋藤優汰君(3の3)は、10月23日(金)から広島市で開催される「全国高等学校陸上競技大会2020」に出場します。 

 齋藤君は2年次の昨年度、「福島県高等学校新人体育大会陸上競技」の「男子三段跳び」で、14メートル95の大会新記録で優勝しました。また、「いきいき茨城ゆめ国体2019」では、15メートル03の記録で7位入賞を果たしました。

 その後齋藤君は、3年次のインターハイでの全国制覇を最終目標として、冬期間もひたむきにトレーニングに励みました。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今年度のインターハイは中止となってしまいました。

 一時は悲嘆に暮れた齋藤君でしたが、自分は常に周りの人々によって支えられていることに気付き、その人々に自分が勝つ姿を見せるためにまた前を向きました。そして彼は再び、自分の夢に向かって走り始めました。その結果、インターハイの代替大会として8月に行われた「福島県陸上競技選手権大会」では、高校生の部で第1位となりました。

 今年度は東北大会が行われなかったため、今回の「全国高等学校陸上競技大会2020」の「男子三段跳び」競技には、記録により全国から上位30名の選手たちがエントリーしました。齋藤君にとっては、いよいよ3年間の部活動の集大成、まさに夢舞台となります。

 これまで支えてくれたご家族や仲間たち、ご指導いただいた顧問の中條雅彦先生と星 雄介先生へ感謝の気持ちをこめて、そして何よりも自分自身のために、悲願の15メートル台を目指して大きく飛躍してください。

 頑張れ、齋藤優汰君!