2020年12月の記事一覧

街角の風景(その2)

 現在JR白河駅前で、「白河駅前イルミネーション2020」を見ることができます。

 市立図書館近辺の街路樹にも、イルミネーションがされています。

 駅前イベント広場には、毎年恒例の「ペットボトルツリー」が飾られています。

 各団体が作製した「ペットボトルツリー」はどれもきれいですが、生徒会役員たちが中心になって作製してくれた本校の「ペットボトルツリー」も、美しく光を放っていました。

 寒さは日に日に厳しさを増していきますが、イルミネーションを見ると心がほっこりとします。

 こちらは新白信ビルと、白河信用金庫本部のイルミネーションです。

「ふくしま高校生社会貢献活動コンテスト」で優秀賞!

 12月19日(土)、福島市の「コラッセふくしま」で行われた「令和2年度 ふくしま高校生社会貢献活動コンテスト 本選」において、本校2年3組「小さなことから始め隊」が、優秀賞を受賞しました。おめでとうございます!

 2年3組の生徒たちは、「小さなことから始め隊」というグループ名で、クラス担任である小澤恵子先生のご指導の下、社会貢献活動に取り組みました。そして、『めざせ! こども食堂「ピア先生」 ~SDGs 校内研修の学びを活かして~』というタイトルでその成果をまとめ、高根 唯さん、中川西麻帆さん、橋本綺羅さんの3名が、クラスを代表して発表に臨みました。

 書類審査を経て、本選には全11グループが出場しました。発表順はくじ引きで決められ、「小さなことから始め隊」は、9番目の発表となりました。

 「小さなことから始め隊」は、発表者が起立して、きちんと顔を上げて聴衆とアイコンタクトをしながらプレゼンテーションを行いました。審査員の先生からは、その点についてもお褒めの言葉をいただきました。

 各グループの発表時間は、12分以内と決められていました。

 「小さなことから始め隊」は、スライド映像を効果的に活用しながら、手元を見ずに堂々とそしてハキハキと、プレゼンテーションを進めました。

 発表の第1部は、現在本校においてJRC委員会を中心に取り組んでいる、「SDGs 2020 in Asahi」プロジェクトについての説明でした。

 これまで、「SDGs 2020 in Asahi」で実施した校内研修会は12回を数えます。「ジェンダー平等」について、ALTのミシェル・クルーガー先生の講義を聞いたこともありました。

 そして、7月28日(火)に実施された第6回目の校内研修会「こども食堂とわたしとあなた」では、グローバル目標の①「貧困をなくそう」をテーマに、「こども食堂 たべまな」を運営されている鴻巣麻里香さんのお話をお聞きしました。

 これまでも、JRC委員会主催のボランティア活動の一環として、「こども食堂」への支援活動は行ってきましたが、「貧困は個人の責任ではない」「貧困はチャンスを奪う」「相対的貧困と絶対的貧困」など鴻巣さんのお話は、参加生徒たちの心に強く響きました。今回の「小さなことから始め隊」の活動も、そこが出発点でした。

 第2部では、「こども食堂 たべまな」における、「小さなことから始め隊」のこれまでの具体的な活動について、説明がなされました。

 「小さなことから始め隊」が活動のプロセスにおいて思い付いた「ピア先生」という発想は、大変素晴らしいと感じました。「ピア」とは"peer"のことで、「仲間や同僚」という意味です。

 高校生が、直接子どもたちと関わり、悩みを聞いてあげたり勉強を見てあげたりする。まさに、子どもたちの成長に寄り添って、子どもたちの未来を支える活動です。

 「ピア先生」として、様々なアプローチにより子どもたちに手を差し伸べる中で、日常的な手洗いで手が荒れがちになっている子どもたちのために、「ハンドクリームや石けん」を手作りしてプレゼントしようというアイディアが沸いてきたそうです。

 そして、「ハンドクリームや石けん」作製の様子が、スライドで紹介されました。

 「ハンドクリーム」作製では、白河市内で養蜂をされていらっしゃる「けんちゃんファーム」の出口忠行さんのご好意により「蜜蝋」を無償でご提供いただき、原材料にしました。また、作業については、本校旧職員である佐藤むつ子さんにご指導いただきました。佐藤さんからも、その他の材料をご提供いただきました。

 体当たりの活動からは、新たな学びも生じました。

 「こども食堂」の子どもたちは、「手作りのハンドクリームと石けん」のクリスマス・プレゼントを、とても喜んでくれたそうです。

 まとめとして、今回の活動の感想や学んだこと、今後に向けての課題等が説明されました。

 以上で、12分間のプレゼンテーションの終了です。「小さなことから始め隊」の皆さん、お疲れ様でした。

 次は昼食を挟んで、審査委員の先生方による質疑応答でした。いくつかの鋭い質問が飛びましたが、「始め隊」を代表して高根さんが質疑応答に立ちました。審査委員長である福島大学副学長 佐野孝治先生からは、本校におけるSDGsについての取り組みは、大学のプログラムにも匹敵するものですねとのお褒めの言葉をいただきました。他の審査委員の先生方からも、お褒めの言葉を頂戴しました。

 そしていよいよ、結果発表です。「小さなことから始め隊」は、「相馬農業高校 食品科学科 あんぱんの畑チーム」「平工業高校 生徒会」と並んで、見事、優秀賞を獲得しました。おめでとうございます! 最優秀賞は、「ふたば未来学園高校 富岡さくら復興プロジェクト」でした。

 最後に、審査委員長からご講評をいただきました。「小さなことから始め隊」はもちろんのこと、どのグループの活動もプレゼンテーションも本当に素晴らしく、福島県の未来を担う高校生たちの力を間近に感じることができました。

 「小さなことから始め隊」の皆さん、小澤先生、おめでとうございました。これからも是非、社会貢献活動を継続してください。そして、活動の輪をさらに広げてください。

 コンテスト終了後、「小さなことから始め隊」の3名はインタビューに答えていましたが、コンテストの模様は、1月20日(水)20:54-20:58の時間帯、福島テレビ(FTV)の「キビタンGO!」で放映されるそうです。皆さん是非ご覧ください。

学校の風景(その18)

 12月16日(水)、家庭科の緑川祐子先生担当の2年生「家庭実践」の授業で、試食を依頼されました。

 試食は「お正月料理」で、「お雑煮」「炒り鶏」「紅白なます」「お祝いうさぎ蒲鉾」というメニューでした。「お雑煮」にはほうれん草と柚子が入って風味が良く、上品でとても美味しかったです。「炒り鶏」もよく味が染みて「お祝いうさぎ蒲鉾」もかわいく、どの料理もとても美味しくいただきました。一足早く、お正月気分を満喫できました。調理してくれた2の3と2の4の生徒の皆さん、ありがとうございました。ごちそうさまでした!

「SDGs 2020 in Asahi ⑫」が実施されました。

 12月17日(木)、「SDGs 2020 in Asahi」第12回目の校内研修会が行われました。今回のテーマは、グローバル目標の⑫「つくる責任つかう責任」に関連して、「新しい生活様式に、新しい教養を」となっており、マスク作製の実践編に取り組みました。

 今回の講師は、家庭科の緑川祐子先生です。配付された資料や板書された手順を参照しながら、まずは緑川先生の説明を聞きます。

 教卓には、色取り取りの布地が準備されていました。

 そして、型紙を切る作業からスタートです。

 再度、緑川先生からの説明を良く聞きます。

 布地を切る前に、アイロンを掛けて布地のシワを取り除きます。

 ミシンの作業では、慣れない操作に悪戦苦闘する生徒もいましたが、先生に尋ねたり互いに教え合ったりして、何とか作業を進めていました。出来上がりが、楽しみです。

学校の風景(その17)

 ある日の、朝の登校風景です。生徒会役員の生徒たちが、「朝のあいさつ運動」のために勢揃いしています。

 雪が降った寒い朝でも、生徒会役員たちは頑張ってくれています。

 毎年恒例の「ペットボトルツリー」も、生徒会役員たちが中心となって作製してくれました。今年はツリーの下部に、役員たちそれぞれの思いが綴られています。

 さらに、ペットボトル1本1本に、生徒たちからのメッセージが記されています。

 灯が点されるとどんなに素敵な光を放つのか、今から楽しみです。