2020年6月の記事一覧

「防災講座」が行われました。

 6月19日(金)、JRC委員会主催の「防災講座」が行われました。会場入口では、参加生徒たちはきちんと手を消毒し、マスクを着用して講座に参加しました。

  講座では、「防災ライター」として、昨年の台風19号で社川(やしろがわ)が氾濫して大きな被害が発生した白河市旗宿地区を視察したり、神戸市でのパネルディスカッションに参加したりして、パンフレット『白河の防災と復興を高校生が伝える!』を作成したJRC委員会の生徒たちが進行と発表を行いました。

 栁沼 諒君(3の5)は、「取材を通して感じたこと」について発表しました。

 丸山はるかさん(2の2)は、「旗宿で行われていたこと・感じたこと」について発表しました。

  坂田実紀さん(3の5)は、「防災公園について」発表しました。  

  駒坂すみれさん(3の1)は、「神戸で活動したこと」について発表しました。

 齋須いぶきさん(3の5)は、「台風19号と避難所について」発表しました。

  その後、参加生徒たちは、JRC委員会顧問シェルパ愛子先生の指導で、防災グループワーク「MISSIONを遂行せよ!」に取り組みました。

  グループワークでは、「防災ライター」たちがお手伝いをしました。

  かつて、第二次世界大戦の戦時下、学徒勤労奉仕中であった白河高等女学校(本校の前身)の14名の女学生たちが、「郡山空襲」により大切な命を落とすという悲劇がありました。

 そのことから本校では、全国でも珍しいことですが、全校生徒が青少年赤十字(JRC)に加入することになり、生徒たちの本校在学中からの積極的な社会奉仕活動を奨励するようになりました。そして、生徒たちが「気付き、考え、行動する」精神を養い、それと同時に主体性や社会性そして「自ら考える力」を身につけ、世の中の様々な事象について自分なりの「問題意識」を持ってくれることを期待しています。このような経緯で、本校では現在もJRC委員会を中心として、活発なボランティア活動が行われているのです。

 4月10日(金)には、プチ講習会「MY マスクを作ろう!」が行われ、多くの生徒が参加してマスク製作に取り組みました。

  マスク製作については、職員室前の掲示板に掲示されていますので、興味のある生徒は眺めてください。

 今回の「防災講座」に参加した42名の生徒たちには、「修了証」が手渡されました。

 これからも、JRC委員会主催の各種企画がありますので、本校生の皆さんは積極的に参加するようにしてください。

学校の風景(その8)

 先日、3年生の教室前の廊下を歩いていると、面白いものを発見しました。

 理科の齋藤美子先生が担任をしている3年2組で、生徒たちが作成した「短歌」が掲示されていました。

 3年2組では、臨時休業期間中にオンラインで「短歌選手権 in 三の二」を開催して、クラスの生徒たちが短歌を詠んで投票を行い、その結果を教室前の廊下に掲示したとのことでした。

 作品を眺めてみると、ユーモアたっぷりで思わず笑ってしまうような作品もあり、なるほどと考えさせられるような力作もありました。臨時休業期間中であっても、生徒たちは、担任の先生とそして生徒同士オンラインでしっかりとつながっていた様子が伝わってきました。

 他のクラスの生徒の皆さんも、是非とも、掲示された作品群を眺めてみてください。

 臨時休業期間中、各クラス担任の先生方を中心に、google classroom等のツールを活用して、先生方はそれぞれ生徒たちとのつながりを維持していました。

 未曾有の事態ではありましたが、結果として、生徒たちと先生方そして生徒たち同士の絆を強めることにつながったのかも知れません。変化の多い現代社会においては、自然災害や新たな感染症など、だれも予想しなかったことが起きることがあります。想定外の事態が生じても、あらゆることを柔軟かつ前向きに捉えて善処する。「災い転じて福となす」という姿勢は、とても大事だと思いました。

 3年生は、代替大会等に向けて部活動でこれから最後のひと頑張りをする3年生、すでに気持ちを切り替えて進路希望実現に向けて舵を切った3年生と、二つに分かれるようです。いずれにしても、皆さんにとってはこれから先の10ヶ月間が、本当の意味での勝負の時です。

 残りの高校生活、一日たりとも無駄にすることなく、部活動にそして学習に全力で取り組んでください。皆さん方のこれまでとこれから先の努力が、いずれ必ず実を結ぶことを期待しています。

 1・2年生の皆さん、高校3年間はあっという間です。自分の「北極星」を早く見つけて、それに到達するための日々の努力を、すぐに開始してください。  

「部活動」が再開されました。

 昨日、6月8日(月)より、部活動が再開されました。

 体育館やグラウンド等では、長い臨時休業の後久しぶりに、生き生きと部活動に取り組む生徒たちの元気な姿が見られました。

 3年生たちにとっては、これまで大きな目標としていたインターハイ等の大会が次々と中止になり、未だかつてない大変な年度となってしまいました。

 しかし、そんな中でも、現状を理解してそれをしっかりと受け止めて、決して希望を失わずに前向きに部活動に取り組む3年生たちの頼もしい姿に接することができました。

 3年生の皆さん、部活動も進路希望実現も、皆さん方の高校生活はまだまだこれからです。いかなる状況においても、自らの「北極星」、すなわちより高い理想と目標を見失うことなく、日々着実に、やれることを積み重ねてください。部活動によっては、今後代替大会の実施が検討されている競技もあります。

 本校生の皆さん、長い臨時休業後久しぶりの部活動となりますので、決して無理をせず、感染予防対策を取りながら怪我には十分注意して活動するようにしてください。

「衣替え」をしました。

 昨日6月1日(月)は、「衣替え」の日でした。生徒たちは朝、冬服から夏服に衣替えをして気分一新、爽やかな装いで元気に登校してきました。

 昨日からは、通常の教育活動が再開され、4月20日(月)以来久しぶりに全校生が一斉に登校し、一日6校時の授業を受けました。部活動については、6月8日(月)からの再開であり、今後も段階的に、通常の教育活動が展開されていきます。

 今週1週間は、短縮45分で授業を行い、4月中に完結できなかった面接週間の続きを行います。本校生の皆さんは、進路や学習など何か心配なことがあれば、遠慮なく先生方に相談するようにしてください。 

 本校生の皆さん、今後も引き続き、マスクの着用や手洗い等を適切に行い、十分な新型コロナウイルス感染予防対策を取りながら、学校生活を送りましょう。事務室脇のホワイトボードには、JRC委員会より新型コロナウイルス関連情報が掲示されていましたので、参考にしてください。