校長あいさつ

 ご 挨 拶

  本校は、大正3年(1914年)、白河町立実科高等女学校として創立され、大正12年(1923年)には福島県立白河高等女学校となりました。その後、昭和23年(1948年)に戦後の学制改革により福島県立白河女子高等学校となり、地域における女子教育の殿堂としての役割と責務を果たしつつその地位を確立し、平成9年(1997年)には、男女共学化と同時に現在の福島県立白河旭高等学校へと校名を変更しました。そして今日に至るまで、109年の歴史を刻んで伝統を引継ぎ、地元はもとより全国各地各界で活躍される多くの優秀な人材を輩出してまいりました。

 女子校時代から続く本校の校訓は、『明るく、優しく、正しく』という分かりやすいものです。また、本校の校章には「北極星」と「白河の清流」が配されており、それぞれ、「より高い理想」と「清らかな心」を表しています。

 本校生は、清らかで豊かな心を育みながら、自分自身の「北極星」を目指して学習や部活動等に日々全力で取り組み、光り輝く姿を見せています。私たち教職員は、それぞれが教育のプロとしての自覚と高い倫理観を持ち、生徒一人ひとりに寄り添い、生徒たちが互いに切磋琢磨しながら自己の可能性を見出し、進路希望の実現に向けて歩みを進めていくのを全力で支援しています。

 また、本校の学校目標は、「社会に貢献できる高い志」を持った生徒を育てることであり、本校では、生徒によるボランティア活動が盛んに行われ、地域行事等へも積極的に参加しています。地域に根ざす福島県立白河旭高等学校は、地域社会への貢献と連携・協力を大切しながら、グローバルな視野を持ち、「旭」の如く、高い理想を掲げて世界へ向かって羽ばたいていく人材育成を目指しています。

 これからは、より変化の激しい時代になります。生徒たちは、様々な衝撃に耐え、復元できるしなやかさをもつとともに、環境変化に対して柔軟に適応し、たくましく時代を乗り越えていくことが求められます。保護者の皆様、そして地域社会の皆様におかれましては、今後とも、本校の教育活動に対しまして、これまでと変わらぬご支援とご協力をよろしくお願いいたします。

                            

                            令和6年4月1日

                            福島県立白河旭高等学校長 髙橋 文彦