2020年10月の記事一覧

"SDGs 2020 in Asahi"「読み聞かせ講座」が実施されました。

 10月16日(金)、本校JRC委員会主催の"Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) 2020 in Asahi"の第9回目の校内研修会、「誰かのために"今""自分に"できること」(読み聞かせ講座)が実施されました。

 今回の研修会は、SDGsにおける目標⑧「働きがいも経済成長も」に関連付けられていましたが、「3年生持ち込み企画」として、JRC委員会の鈴木さくらさん(3の5)と飛澤遥夏さん(3の5)が企画を担当しました。今回の研修会では、STEP1として「校内で古本の寄付」を募り、STEP2で「読み聞かせ講座でスキルアップを」として、講師の先生による講座を実施しました。

 今回の講座では、本校の卒業生であり、本校同窓会稚松会(ちしょうかい)の活動でも日頃お世話になっている、鳴島あや子さんを講師としてお迎えしました。鳴島さんは、白河市の職員として、中央公民館の館長をお務めになられたこともあるそうですが、幼稚園教諭として長年のキャリアがあり、いくつかの幼稚園の園長先生としてご活躍された方です。本校にも、幼稚園の時に「なる先生」にお世話になったという先生や生徒がいました。

 講座では、まず鈴木さんと飛澤さんが絵本の読み聞かせをやってみて、それに対して鳴島先生からアドバイスをもらいました。

 次に鳴島先生は、ご自分で歌を歌いながら、たくさんの「手遊び」を教えてくれました。ぬいぐるみを小さな子どもに見立てて、その扱い方等も実演してくれました。

 ペアでやる「手遊び」についても、参加生徒を相手に実演していただきました。

 講座に参加した生徒たちも、鳴島先生に従ってたくさんの「手遊び」をやってみました。

 鳴島先生は、読み聞かせにしても「手遊び」にしても、「まずは自分が楽しくないとダメ」、と教えてくれました。確かに鳴島先生は何をやるにしても、ニコニコしながら大きな声で、随所に子どもたちを笑わせる仕掛けを取り入れながら、本当に楽しそうにやられていました。子どもたちを笑わせて心を掴む、それが大切なことなのだと思います。参加生徒たちは感心しながら、鳴島先生の講座に参加していました。

 今年度は、新型コロナウイルス感染拡大のため、幼稚園や保育園でのボランティア活動を始めとして、様々な校外での活動が大幅に制限されています。そんな中、鳴島先生による講座は、保育職を目指す生徒たちにとって、大変貴重な経験になったと思います。鳴島先生、幼稚園教諭としての長年のご経験を生かされての情熱溢れる講座を、本当にありがとうございました。

ソフトボール部、「新人戦県大会」で準優勝!

 本校ソフトボール部は、10月11日(日)~13日(火)いわき市で行われた「福島県高等学校新人体育大会ソフトボール競技」において、準優勝という素晴らしい結果を出してくれました。おめでとうございます!

  本校ソフトボール部は、初戦は福島西高校に5対0、次は平商業高校に3対2と1点差で勝利を収め、準決勝では、これまでなかなか勝てなかった強敵学法石川高校と対戦しました。試合では、エースの矢口結海投手(2の4)が好投し、キャプテンの海老原夏美選手(2の3)のホームランなどにより、6対2のスコアで学法石川高校に快勝しました! 決勝戦は、強豪帝京安積高校に1対6で敗れましたが、新人戦県大会での準優勝は快挙であり、大変立派な成績です。ソフトボール部の部員の皆さん、良く頑張りました。監督の相場正伸先生、部長の鈴木秀之先生、日頃からの熱心なご指導、ありがとうございます。

 キャプテンの海老原夏美選手は、「決勝戦で負けてしまったことに少し悔しい思いはありますが、これまでの練習の成果を発揮できて、準優勝できたのはとてもうれしいです」、と語ってくれました。

  ソフトボール部は、10月23日(金)から岩手県一関市で行われる、「第15回東北高等学校女子ソフトボール選抜大会」に出場します。決勝戦での悔しさを東北大会にぶつけて、是非とも良い結果を目指して頑張って欲しいと思います。ソフトボール部の皆さんの、東北大会での健闘を祈ります。

 

「旭未来塾」が行われました。

 10月20日(火)6・7校時、1学年の生徒を対象に「旭未来塾」が行われました。

 「旭未来塾」とは、1年生が大学の先生方の講義を聞くことにより、大学での学びについて理解し、大学進学へ向けての意識を高めるという目的で例年行われている進路行事です。今年度は、福島大学・福島県立医科大学・東北学院大学・日本大学工学部から5名の先生方をお招きして、それぞれ、教育分野・行政分野・医療分野・国際分野・工学分野に関する講義をお聞きしました。

 本校では、多くの生徒たちが進学を希望し、例年、全体の約7割前後の生徒たちが大学・短大へ進学しています。今後、1年生の皆さんが、様々な進路行事等をとおして大学進学への意識を高めて、早期に自分の将来へ向けての希望を具体化させ、それに向かって真摯に日々の学習活動を積み重ねていくことを期待しています。

頑張れ、齋藤優汰君!

 陸上競技部の齋藤優汰君(3の3)は、10月23日(金)から広島市で開催される「全国高等学校陸上競技大会2020」に出場します。 

 齋藤君は2年次の昨年度、「福島県高等学校新人体育大会陸上競技」の「男子三段跳び」で、14メートル95の大会新記録で優勝しました。また、「いきいき茨城ゆめ国体2019」では、15メートル03の記録で7位入賞を果たしました。

 その後齋藤君は、3年次のインターハイでの全国制覇を最終目標として、冬期間もひたむきにトレーニングに励みました。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大により、今年度のインターハイは中止となってしまいました。

 一時は悲嘆に暮れた齋藤君でしたが、自分は常に周りの人々によって支えられていることに気付き、その人々に自分が勝つ姿を見せるためにまた前を向きました。そして彼は再び、自分の夢に向かって走り始めました。その結果、インターハイの代替大会として8月に行われた「福島県陸上競技選手権大会」では、高校生の部で第1位となりました。

 今年度は東北大会が行われなかったため、今回の「全国高等学校陸上競技大会2020」の「男子三段跳び」競技には、記録により全国から上位30名の選手たちがエントリーしました。齋藤君にとっては、いよいよ3年間の部活動の集大成、まさに夢舞台となります。

 これまで支えてくれたご家族や仲間たち、ご指導いただいた顧問の中條雅彦先生と星 雄介先生へ感謝の気持ちをこめて、そして何よりも自分自身のために、悲願の15メートル台を目指して大きく飛躍してください。

 頑張れ、齋藤優汰君!

頑張れ、サッカー部!(その2)

 第99回全国高校サッカー選手権大会福島県大会2次大会3回戦は、10月11日(日)広野町のJヴィレッジで行われ、本校サッカー部は会津工業高校と対戦しました。

 当日は生憎の雨模様でしたが、多くの保護者の皆様や生徒たちが応援に駆け付け、雨の中傘を差しながら声援を送ってくれました。皆様、ありがとうございました。

 試合は、立ち上がりに会津工業に1点を先制され、本校サッカー部はそれを追う展開となりました。

 前半を0対1で折り返し、我がチームは後半に全てを掛けて、逆転を狙って懸命のプレーを続けました。

 しかし、その後2点を追加され、0対3のスコアでゲーム終了のホイッスルを聞きました。

 結果こそ、残念ながらの敗戦ではありましたが、ピッチ上の選手たちは互いに声を掛け合って集中を切らさず、最後の瞬間まで諦めずにプレーしていました。引き締まった、とても良いゲームであったと思います。試合終了後選手たちは、最後までやり切った清々しい表情をしていました。

 1次大会を勝ち抜いて2次大会まで進出したのは、本校にとっては数年ぶりのことであり、ここまで頑張った部員たちの努力を称えたいと思います。最後の大会まで頑張った3年生の選手たちと女子マネージャー、本当にお疲れ様でした。大変立派な3年間の高校生活でした。

 1・2年生の部員と女子マネージャーについては、来月からは新人戦が始まります。3年生の先輩方の大いなるレガシーを引き継いで、監督の鈴木和也先生と部長の渡邉憲博先生のご指導の下、これからも是非頑張っていいチームを作ってください。応援しています!

黒澤さん、「福島県高校英語弁論大会」で準優勝!

 今年度の「第72回福島県高等学校英語弁論大会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためビデオ審査となりましたが、本校から出場した黒澤美弥妃さん(2の2)が、福島県で第2位となりました!

 黒澤さんは、"Like a Sunflower in the Sun"(太陽の下のひまわりのように)というタイトルでスピーチ原稿を作成しました。黒澤さんは、5年前に"Hula"(フラ)と出会ってから、将来は"Hula girl"(フラガール)になりたいという夢を持つようになりました。そして高校入学後、定期的に"Hula"のレッスンを受けてきましたが、現在のコロナ禍により、十分なレッスンを受けることができなくなりました。

 しかしながら、"You Tube"で動画を発信したりマスクを作ったりするフラガールの皆さんの取り組みや、一斉臨時休業中でもオンラインで生徒たちに寄り添い励ましてくれた本校の先生方の姿などに勇気付けられ、自分は決して独りぼっちではないと感じることができたそうです。そして、困難な時にこそ人々へ笑顔と未来への活力を与えられるようなフラガールになりたいという気持ちを新たにして、これからも自分の夢に向かって前向きに進んでいきたいという決意を、黒澤さんはスピーチで表明しています。

 スピーチの原稿作成や発音指導については、小澤恵子先生を始め本校英語科の先生方や市内の"alt_cafe"(オルトカフェ)のALTの先生方にご指導をいただいたそうです。黒澤さんご本人の真剣な努力に、周りの多くの方々からのサポートが加わり、スピーチコンテストでの準優勝という素晴らしい結果に結び付いたのだと思います。

 黒澤さんは、「今期から生徒会会長に就任したため、会長業務とスピーチコンテストへの準備を両立できるか不安はありましたが、家族や友人そして先生方など、いつも自分に寄り添って支えてくれている人々に感謝の気持ちを伝えたいという思いから、スピーチコンテストにチャレンジしました」、と語ってくれました。

 黒澤さん、おめでとうございます! 力強いスピーチ原稿、そして素晴らしいパフォーマンスでした。これからも自分の夢に向かって、何事にも積極的にチャレンジしてください。

 なお、黒澤さんのスピーチ動画は本校ホームページで閲覧できますので、是非ご覧ください。

演劇部、「県南高校演劇コンクール」で最優秀賞!

 本校演劇部が、今年度の「第70回福島県南高等学校演劇コンクール」で、最優秀賞を受賞しました。演劇部の最優秀賞の受賞は、昨年度に引き続き2年連続の快挙です。

 コンクールは、10月3日(土)白河文化交流館 コミネス 大ホールにおいて開催されました。

 当日の審査員は、東京演劇集団「風」で俳優・演出を務めていらっしゃる西垣耕造先生、福島県高等学校演劇連盟顧問の青木淑子先生のお二人でした。

 本校演劇部は、参加校中一番最初の上演でした。上演劇は、高校の演劇部で演出などに日々苦悩する演劇部員の姿を描いた、「舞台監督」という脚本でした。

 部長の尾股朋香さん(2の2)によれば、「今回は二人芝居に近い脚本であるため、他のキャストを上手く活用して舞台に広がりを持たせることに苦労しました」、とのことでした。

 部員たちは、これまでの練習の成果を発揮して、それぞれがとても落ち着いてそして堂々と自分の役割を演じていました。

 上演直後には、審査員の先生方お二人からそれぞれコメントをいただきました。11名の部員たちは、メモを取りながら真剣に聞いていました。

 審査の結果、本校演劇部は、2年連続の最優秀賞をいただくことができました! 部員の皆さん、おめでとうございます! 顧問の齋藤美子先生、藤井信雄先生、日頃のご指導ありがとうございます。

 県大会は、12月にとうほう・みんなの文化センターで開催されます。演劇部の皆さん、県大会までさらに練習を積み重ねて、また良い結果を目指して頑張ってください。応援しています!

学校の風景(その12)

 つい先日、特徴のあるいい香りを感じました。香りを辿ってみると、西側渡り廊下付近の中庭に大きな金木犀(きんもくせい)の木があり、ちょうど満開の花がきれいに咲き乱れていました。

 調べてみると、秋に花を咲かせる金木犀は、遠くまで届く強い匂いにはアロマ成分が含まれていて、リラックス効果もあるそうです。

 2学期の中間考査が終了しましたが、今は秋たけなわ、暑くも寒くもなく過ごしやすい季節となりました。

 3年生は、いよいよ就職試験や大学等の推薦入試本番、1・2年生についても、部活動ではちょうど新人戦の時期を迎えています。金木犀の香りに癒やされながら、学習にそして部活動等に、日々全力で取り組みましょう!

「登校指導」が実施されました。

 秋の衣替えの時期に合わせて、10月1日(木)・2日(金)・5日(月)の3日間、本校PTA健全育成委員会主催の朝の登校指導が行われました。

 健全育成委員会の保護者の皆様に、朝、正門のところで、登校して来る生徒たちに向かって、「おはようございます!」と声掛けをしていただきました。委員の皆様、朝のお忙しい時間帯、ありがとうございました。

 先生方も、保護者の皆様と一緒に声掛けを行い、制服にきちんと校章とJRCバッジが付いているかどうかなど、登校する生徒たちの身だしなみを確認していました。

 本校生の皆さん、朝は「おはようございます!」、日中は「こんにちは!」と元気に挨拶を交わして、お互い気持ちよく毎日を過ごしましょう。